平成終幕!最後の言葉に込められた思いとは

2019年4月

2019/04/30

今日は「平成終幕!最後の言葉に込められた思いとは」について話していきたいと思います。

平成の終幕

2019年4月30日をもって平成は30年4ヶ月で幕を閉じます。天皇陛下は本日17時からの退位の儀式「退位礼正殿の儀」において、国民に向けて最後のお言葉を述べられました。生前の退位は憲政上初めてのことで、一代限りの特例法で実現しました。

退位の意向

2016年8月、天皇陛下はビデオメッセージにより、退位の意向を表明されました。当時82歳というご高齢で心臓などの病歴もありながらも、国民に寄り添うことを大切にしてこられました。「象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の立場にあるべき」との陛下のお考えが表れたメッセージとなりました。

生前退位の問題点

歴史的に天皇は唯一無二の存在であり権威であったことから、政治権力保持者の権力抗争に利用されることが多くありました。「摂関政治」や「院政」などがこれにあたり、思い通りに退位ができるようになれば、時の権力者の意のままに退位が強制される事もあるわけです。

最後のお言葉

天皇陛下は即位から30年「天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなこと」と語り、「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します。」と述べました。最後に「明日(あす)から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。」と締めくくられました。

平成を振り返る

ベルリンの壁崩壊、ソ連崩壊、EUができるなど世界の枠組みが変わった時代でした。また、阪神淡路大震災、東日本大震災など「災害」が相次ぎましたが、悲しみの反面、多くの優しさにも触れました。様々な出来事とともに、私たちは毎日をすごしています。明日から始まる「令和」の時代、将来、良い時代だったと振り返りたいものですね。


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