発生確率80%の南海トラフ地震の備え

2019年4月

2019/04/28

今日は「発生確率80%の南海トラフ地震の備え」について話していきたいと思います。

南海トラフ地震とは

南海トラフは駿河湾から紀伊半島、土佐湾の南側の海域を通る区域にあり、フィリピン海プレートと陸側プレートが接する海溝で地震がおこります。予想される規模はマグニチュード9前後、最大震度は7、広範囲で震度6強となる可能性があります。100~150年間隔で発生しており、今後30年の間に発生する確率は70~80%と言われています。

地震被害想定

死者約32万人、倒壊家屋238万棟、経済損失は20年間で国家予算の14倍、1410兆円に及ぶと言われています。国民の半数が被災者となり、高齢者や乳幼児など生活弱者の関連被害によりさらなる被害拡大も懸念されます。さらに他の大規模地震を誘発することになれば被害は国が破綻しかねません。

警戒すべきは津波

海溝型地震でもっとも被害が出やすいのは津波です。死者の7割以上が津波による影響と言われています。高知県では最大津波高が34m(メートル)におよび、静岡県でも33m(メートル)と巨大な津波が押し寄せます。震源に近い沿岸部であれば津波は数分で到達し、やや離れている場所で20~30分で到達するため、地震直後の初動の早さが命を分けます。

使えないインフラ

南海トラフ地震は、被害が広範囲に及ぶため、インフラの復旧に時間がかかることが想定されます。最低でも3日間は食料や水、汚物処理、通信手段の確保を行えるようにしましょう。忘れがちなのは、救援物資の運搬方法。ペットボトルで水を運ぶのは非効率ですから、ポリタンクを準備しておきましょう。

自助の考え

防災の考え方はまずは、「自助」自分の命、安全は自分で守る。次に「共助」、近くの人と助け合うことです。それから「公助」、自治体や国は自助や共助をバックアップする立場です。いざとなったら国に助けてもらえると考えている甘ちゃんは、迷惑なので誰も助けてくれません。地震発生後3日以内にこの世から存在がなくなるでしょうね。


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