2021/12/26
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夢にみた職場
韓国の起亜自動車による約100人の生産職採用の枠に約5万人が応募し関心を集めていますが、長期勤続者の子どもに「当落を決定づける加算点」を付与していることが発覚、一部では「蔭位の制」復活ではないかと批判されています。
業界関係車によると起亜自動車が生産職の採用をするのは2016年以来5年ぶりとのこと。
今回採用された人は、光州オートランドなどで勤務することになりますが、起亜自動車の生産職は手当を含めれば初任年俸が6000万ウォン（約578万円）を超え、寮支援や新車購入割引など社内福祉が良く「夢の職場」と呼ばれています。
2012年の生産職の240人採用では250倍の競争率を記録していましたが、今回締め切りの13日までに応募した人は4万9432人、約500倍の競争率となりました。
現在は書類選考を終えて約500人が通過した状況で、今月27日から入社試験や面接などの総合選考が予定されています。
韓国紙いわく「就職準備生たちの虚脱感を買った」のは、書類選考の過程で長期勤続の子どもに10点の加算点が付与されたことが明らかになったからです。
生産職の書類選考の配点は、小中高の出欠30点、行動発達20点、成績20点、自己紹介10点、資格証10点、専攻10点など合計100点満点を基準にしていて、10点というと確かに合否を左右する加点。
ちなみに退役軍人、非正規職員、在職中に死亡した組合員の子どもにもその半分の5点が加算されるとのです。
実は起亜自動車には、過去の労使合意で定められた団体協約の中に、「定年退職者と25年以上長期勤務した労組職員の子どもを優遇採用する」という規定があります。
ただ、これまでは労組内部でも「現代版蔭位の制」は時代錯誤だとの声もあり、最近10年間でこの規定が適用されたことは無かったとのこと。
起亜自動車では社内下請け労働者の正規職転換やエコカーへの転換などを進めていたため、新規の生産労働者を大幅に増やす予定はないとみられます。
また関係会社の現代自動車も余剰な生産職を抱えていることから、起亜自動車の生産職に配置転換する準備をしているらしく、労組員も少ないパイを我先にと主張、今回は団体協約の適用を主張し、加算点が実現することになりました。
なお起亜自動車では、現代自動車に続いて、剛性性向の強い労組支部長が当選しています。
25日に起亜自動車労組が明らかにしたところによると、2次決算投票で当選した新任支部長は、2000年に起亜自動車に入社。
2006年には在韓米軍基地の前で反対闘争を繰り広げて、6ヶ月拘束収監され、最終的に懲役2年執行猶予3年の判決を受けています。
以後、民主労総代議員、金属労組中央委員、起亜車支部代議員及び運営委員などを歴任。
「雇用も賃金も福祉も最大で勝ち取る強い労組」をテーマに選挙戦を戦い、公約として61年間続いてきた時給制を廃止し、完全月給制を施行して雇用率を高めると宣言、他にも「週4日勤務制」「61歳定年延長」「賞与金800％」「最大現の賃金引上げ」「秋夕などの帰省交通費150万ウォン支給」などを掲げています。
また販売社員の仕事確保のため、車の「オンライン販売」には徹底抗戦の構えをみせています。
ただ、すべての労組員の要望を適えられるかは微妙な状況、同じ会社やグループ内でも工場間の物量争い、いわゆる「茶碗の戦い」というものが繰り広げられている様子。
タコ足食いにならなきゃいいですけどね。でもタコって知能が高いらしいので、叱られちゃうかな？（誰に？）
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
ソウル大学入試競争とは比較ができない自動車生産職の競争率だ。
笑わせるのは、韓国人のほとんどが現代起亜に勤める親戚や友達、先輩後輩、知人などが１人はいる。会えば罵ったり非難する人はいない。（笑）
おそらく合格者を調べると、生産職労組や職員の子ども、親戚の子どもが大多数だろう。
これが犬蜂蜜だ。注：「犬蜂蜜」とは、何か特別の努力もなく大きな利益を得る人を指して感嘆符のように使う言葉。類義語に犬利得があります。
入社したら貴族労組に加わるのだろう。私も貴族労組になりたい。
合格者はすでに決まっている･･･。ここは北朝鮮ですか？
これが国か？軍加算や独立功労者、民主化運動でもない、これが労組の醜い姿だ。
起亜の団体協約には、定年退職者および25年以上の長期勤続者の子供優先採用に関する条項がある。21世紀にこのような条項があるのか。
これが公正社会なのか？正気ではありません。
李在鎔がするのは悪い世襲･･･私がするのは良い世襲･･･金正恩がするのは見習わなければならない世襲･･･民主労組は共産党幹部か？左派が話す積弊とはこのことではないのか？
財閥世襲は極悪だと言いながら、自分の子どもは世襲を主張するネロナムブル。
給料が少ないといって毎年ストライキ闘争が必要な乞食のような会社に、どうして大事な子どもを入れるのか？
給与で酷い扱いをされているといってストライキをしながら、自分の子どもを入れようとする理解不能な集団だ。
昔からそうだったのか。このようなことを見てもジッとしている労働部や政府、考えられない。
悪質労組･･･、この前は現代自動車の年間純利益の3分の1を出せと駄々をこねていた･･･。世の中にこのような悪辣な労組がどこにあるだろうか。
これが現代版労組の現実だ。多数の労働者のためのものではなく、自分たちの既得権のみを考える非常に悪い集団である。
これは不買運動をしなければなりません。
民主主義国家で職業が世襲されることを企業が自ら採択するというのは、そのような企業は必ず滅びなければなりません。
企業オーナーが一生懸命作った会社に入って･･･、組合で掌握し、ゴキブリのように子どもまで増殖しようとする。
仕事しながらYouTubeを見ている会社がどこにあるのか？
この加算点はありえない、このような不合理な規定は、政府が阻止しなければならない。就職は誰でも公正にできるように政府の規制が必要だ。
だから車にネジが足りないのか。ネジの足りないヤツが車を組み立てているからだ。
大韓民国で成長の限界があるとすれば、その理由はまさに党派の戦いに狂った政治と企業内労組だろう。
お父さんお母さんがソウル大学に通ったら、その子供たちもソウル大学の入学試験に10％加算点を与えるのか？とんでもない要求をしている。
とのことです。
ところで「蔭位の制」というのは、律令制体制において、父祖の位階に応じて子孫の位階を一定水準以上にすることを言います。
貴族労組にぴったりの制度ですよね。
23日に韓国紙が報じたところによると、現代自動車グループが研究開発本部内の「エンジン開発センター」を電撃的に全て廃止し、パワートレイン担当部門もすべて電動化担当に改編したということです。
これは事実上、現代自動車グループから新型エンジンの車両は開発しないという方針を示したとみられ、全面的に内燃機関車から電気自動車などへ転換することを意味しています。
記事によると、現代自動車は1983年から「極秘裏に」独自エンジンの開発に取り組み、1991年にアルファエンジンの開発に成功、以降ベータ・シータ・タウエンジンなどを相次いでリリース。
現代自動車が独自開発したエンジンは、現代起亜自動車が急成長するための「1等功労者」だったとのことです。
ただ、この記事にコメントした韓国人からは「今まで使えるエンジンはありませんでした」「どうせ欠陥エンジンしか作れない」「エンジンもきちんと作れない自動車会社」「現代自動車の歴史として搭載しているのは三菱です」「事実は三菱が捨てた技術を拾って作ったものだ」「いつの時代にエンジンを開発する技術があったのか」と言われながらも「どうせエンジンの技術力がないのでよく判断したと思います」と、
電気自動車へのオールインを賢明な判断だと評価しているようです。
また別の韓国人は「内燃機関車から電気、水素自動車に転換すれば、自動車部品2万点程度が減って、１次ベンダーや中小企業がみんな倒産してしまう」「組立工場の労働者は1/4になる」と指摘しています。
労組の皆さんも急いだ方が良さそうですね。（何に？）
のぞみのワンポイントニュース
韓国の尹錫悦大統領候補の夫人、金建希（キム・ゴンヒ）氏が26日午後、公開謝罪を行ないました。
彼女は事前に用意した謝罪文を読む形で謝罪、深々と頭を下げたようです。
彼女は自身の経歴詐称疑惑に関し、「仕事と学業を一緒にする過程」で「よく見えるように経歴を膨らませて書いたこともあった」と認めました。
その上で、「（経歴を偽ったのは）あまりにも恥ずかしいこと」で、「国民の皆さんに心から謝罪の言葉を差し上げる」と謝罪しました。
また自身の心中について、「私のせいで夫が今とても難しい立場になっていることは本当に胸が苦しい」「私がいなくなって、夫が夫らしく評価だけ受けることさえできるならばいっそそうしたい」と語り、「私は夫に比べると限りなく不足した人間」「結婚してから夫が経験するすべての苦痛が私のせいだ」と説明、２人の間の子どもを失ったことも話しました。
尹錫悦候補のことは「いつも同じ服を着て通って、自信にあふれて、後輩想いだった」とし「身体の弱い私のことを『ご飯は食べたか』『寒いから暖かくしなさい』といつも私を忘れなかった」と述べ、
「私が愛して尊敬する夫の前で、私の過ちはあまりにも恥ずかしい」と語りました。
そして、「夫が大統領になっても妻の役目だけに忠実になる」とし「間違った金建希を罵っても、これまでとても難しい道を長く歩いてきた夫への心だけは、どうか収めてください」と最後に再び「申し訳ありません」と謝罪しました。
この謝罪会見には賛否が飛び交いましたが、尹錫悦氏陣営にとって大きなマイナス要素だった問題が、夫人の謝罪会見によって同情票として無党派層を引き入れる可能性も出てきました。
尹錫悦氏側の親族が直接謝罪をしたことで、李在明氏側の息子に対する直接謝罪への圧力も強くなるとみられますが、違法ギャンブルで稼いだお金を違法ないかがわしい売買に費やした疑い。
どちらの疑惑の方が、左派のフェミ系議員や女性家族部などに「受けが悪いか」は明らかですが、さすがに表には出てこられないようです。
とはいっても、朴槿恵氏と李明博氏の開放に差をつけたことで、親朴派は朴槿恵氏の妹を中心に第3極を形成中で、尹錫悦氏の支援に回っているといわれる李明博派も揺さぶられた格好。
また「朴槿恵キッズ」と言われる国民の力の代表李俊錫氏も尹錫悦陣営の批判を連日行なうなど、足を引っ張っています。
残り2ヶ月半を切った選挙戦、どんな戦いを世界に披露するのかな？
いかがでしたか？
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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