2023/08/16
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打ち出の韓銀
激しい税収不足に陥っている韓国政府が今年に入り、資金不足を補うために韓国銀行から調達した短期借入金が100兆ウォンを超えたことが明らかになりました。
これは韓銀の借入金統計がコンピュータ化された2010年以来、13年ぶりのことで、韓銀に支払うことになった利子だけで1100億ウォンを超えています。
それとともに韓国政府は、保有している国有財産16兆ウォン以上を処分し、これ以上の財政悪化を防ぎたいと考えているようです。
8月14日、国会企画財政委員会所属のヤン・ギョンスク共に民主党議員が、韓銀から提出された「対政府一時貸付金・金利内訳」を確認したところ、今年1～7月までに、韓銀による韓国政府に対する一時貸出金の累積額は100兆8000億ウォンに達したことが分かりました。
これは韓銀が、政府の月別一時貸付統計を電子記録し始めた2010年以降、1～7月基準で最大値を記録、昨年1年間の累計額34兆2000億ウォンの3倍に迫る規模となりました。
なお、借入金が増えたことで、政府が韓銀に支払った利子は1141億ウォンとなり、年間の最大規模だった2020年の471億ウォンの2.4倍水準となっています。
これまでの韓銀の政府一時貸付年間累積額が最大だったのは、コロナ禍の2020年（102兆9000億ウォン）でしたが、7ヶ月経過時点ですでに約98％の水準に達し、歴代最大を大きく超えてしまうのは確実な状況。
当然、2020年1～7月の累積額（90兆5000億ウォン）を大きく超えています。
韓銀の対政府一時貸付制度は、会計年度中の歳入と歳出の時差が生じることによる政府の一時的な資金不足を補うために使われますが、いわゆる「マイナス通帳」。
一般個人が、銀行でマイナス通帳を予め作っておき、給料日前など生活費が足りなくなったときに一時的に銀行から借りて、手元に給料が入ったときに返済するというサイクルに似ています。
自転車操業に似ているとも言えなくないですけどね。
もちろん、個人のマイナス通帳と同様に、韓銀の対政府一時貸付金にも限度額があり、さらに韓銀から調達した資金は、その会計年度の歳入で償還しなければなりません。
韓銀一時貸付限度は、従前の45兆ウォンから今年は50兆ウォンに増額。
韓国政府は貸出残高が50兆ウォンを超えない範囲で「借りては返済」を繰り返し、7月末現在、100兆8000億ウォンをすべて返済した状態で、貸出残高は0ウォンになっています。
指摘したヤン・ギョンスク議員は「コロナ禍のような特殊な状況ではないにもかかわらず、政府が既に100兆ウォンを超えて韓銀から借り入れたということは、
それだけ財政運用に問題が多いという傍証」とし、「政府が大規模な税収欠損に対する根本的な対策なしに減税基調を続けていく場合、慢性的な財政危機を招くこともあるだろう」と述べています。
民主党時代に緩んだ財政基盤を立て直すために増税しろって言っているようですね。
なお、対政府一時貸付額が高水準で、しかも市中にその資金が長く流通してしまうと、市中への流動性現金（マネタリーベース）を増やしているようなもの。
物価上昇や通貨安を招いてしまう原因ともなります。
金融通貨委員会も「政府は一時的な不足資金を国庫金管理法により韓銀から借り入れる前に、財政証券の発行を通じて調達するよう積極的に努力しなければならない」と指摘しています。
ただ、赤字国債の発行をこれ以上はしたくない尹錫悦政府。
文在寅政府時代の2020年は、66兆8000億ウォンもの大規模な追加補正予算を組み、赤字国債頼みで資金を確保していましたが、今回は韓銀からの一時借入で資金を回しているような状況。
さて、どちらの方が良いのでしょうか？
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
いつ誰がこのように増やしたのか分かるだろう。頭壊文（トゥゲムン）（頭が壊れても文在寅氏を支持する人というスラング）たちも否定できないファクトだ。
これは尹錫悦のせいです。グラフを見ても、20年はコロナが原因であることは明確ですが、22年から急増したのは、コロナではなく尹が原因です。
おまえらが否定する文在寅の時より借金の上昇が早いということだ。もう利子が安い時代ではない、借金が増えればさらに増えていく。
法人税と金持ちを減税したおかげでこうなったのだ。記事をよく読んでみろ！
文在寅政府の時、恐竜のように肥大化した政府と地方公務員をリストラしなければならない。彼らが1年で使う国民の血税が150兆だ。公務員を半分にしてこそ国民が幸せになる。
国債発行は未来へ借金を回すことだと罵っていたヤツらが･･･。韓銀から借りて使うのは誰のお金なのか？本当に頭が足りないヤツらだ。
国民の力が政権を握れば不正腐敗は確実で、修学旅行もハロウィンもジャンボリーも惨事になる。国民の力の大統領は任期中の不正腐敗で100％収監される。IMFもそうだ。
上半期に100兆なら下半期も100兆、1年で200兆にもなる、5年なら1千兆だ。文在寅で400兆借金が増えた。失業者支援と無償医療、国民支援金が不可避だ。
無能が未だに前政府のせいだと言って1年足らずで100兆以上の借金があるだと？お金を使いながら何の成果もない。全世界で韓国経済だけが下向き調整している。
この政府はなぜカネを使うのか分かっていない。ジャンボリーに1200億を使ったが参加国から非難されている。隙があれば海外に国賓訪問してカネをバラまくのが外交か？
国防費は削減、福祉は縮小、公共料金を上げて、市民団体の支援金までカットしたヤツが、いったいどこにお金を使っているのか？なぜ国家財政がこのような姿なのか？
金持ちは減税して、足りない税収は韓銀で借りて、結局その借金は庶民の税金で返す。泥棒の詐欺師政府。国の姿を見てみろ！政権の無能は犯罪だ。席から降りる日が監房に行く日だ。
税収不足は景気低迷で予測されたことなのに、なぜ金持ちと法人を減税したのか？このように国をメチャクチャにしておいて、毎日前政権のせいだと悪口を言う。本当に恥ずかしい。
尹政府で2年連続1％台の低成長が続いている。このようなヤツをなぜ大統領にしたのか？歴代政府のなかで、これほど無能で破廉恥な政府はなかった。
最近2年間で物価が狂ったように上がった。統計では9％ほどだが、実際は4～50％は上がったようだ。物価暴騰は、無知な尹錫悦が韓銀から借りた紙幣で総通貨量が増えたためだ。
これが保守たちの望む政策だ。見たか？尹錫悦が国家負債王だ。
国を混ぜて食べるのか！これが国か？完全に組織暴力ではないのか？IMFがさく烈してしまう、はやく引きずり下ろすしかない。
金持ちの減税をして、税収が足りないから金持ちに安く国有資産を売る。尹錫悦執権5年後、韓国は政治・経済・外交とも後進国になりそうだ。
保守市長が破綻させた城南市を李在明代表がどのように再建したか。この国も李在明代表しか立て直すことはできない。
政府も家計も企業も引き続き負債が増える･･･。借金ですべてを解決しようとする非常に悪い政府。本当にクレイジーだ。
とのことです。
一方で韓国政府は、2027年までに国有財産16兆ウォン以上を処分し、民間と地方自治団体の買収を活性化するために代金分納期間も大幅に拡大する方針です。
韓国政府は、3000万ウォン以上の国有地を購入する一般市民が分割支払いできる期間を現行の3年から5年に延長し、自治体の分納期間を5年から10年に拡大、分納期間を長くとることで、国有財産の売却を活性化したいという意向です。
また、民間売却が困難な大規模な遊休資産は、貸付期間を現行30年から50年に増やし、貸付料算定も、財産価額の連動方式から売上額の連動方式に切替えます。
それとともに映画「ザ・プリズン」やドラマ「賢い監房（ガムパン）生活」など、廃刑務所や学校などの国有財産をＫドラマ・映画の撮影場所として活用できるように関連データベース（DB）を構築し、韓国映像委員会DBと連携することにしました。
韓国紙は「政府が国有財産の売却を急ぐのは、財政不足を補おうとする苦肉の策だ」と指摘。
韓国の管理財政収支赤字は今年上半期だけで83兆ウォンに達し、すでに昨年年間の管理財政収支赤字（101兆9000億ウォン）の8割を超えています。
韓国政府は、今年の管理財政収支赤字規模を58兆2000億ウォンと予測していましたが、25兆ウォン近くも超過している状況です。
その大きな原因の一つである税収不足は、今年上半期が終わった時点で39兆7000億ウォンも減っている状況で、下半期も韓国政府は韓銀からの一時貸付金に頼るしかなさそうです。
ちなみに、8月に入って韓国ウォンの対ドル下落率は、主要16ヶ国中4位。
南アフリカ共和国のランド（-6.7％）、ロシアルーブル（-5.8％）、ブラジルレアル（-5.0％）に次いで、4.4％下落した4位につけていたとのこと。
8月にいっぱい借りすぎちゃったかな？それともイランに返すお金がドルに換金されたのかな？ウォン安で資金が目減りしたとイランが怒っていましたけどね。
のぞみのワンポイントニュース
いろいろな意味で世界に注目された「2023年セマングム第25回世界スカウトジャンボリー」ですが、韓国国内での注目度はそれほど高くなかったようです。
現に開幕を3ヶ月後に控えた今年5月10日、ジャンボリー組織委員を対象とした「現場訪問報告会」が開催されましたが、共同組織委員長5人のうち金賢淑（キム・ヒョンスク）女性家族部長官など、政府側委員長の全員が参加しなかったようです。
ジャンボリー組織委員会は、大会開始前に全11回の「委員総会」を開催しましたが、ほとんどが「書面会議」だったようで、この5月の報告会は、共同組織委員長全員が集合してジャンボリー現場の準備状況を確認することができる「最初で最後」の会でした。
それにも関わらず、この報告会に出席したのは、共同組織委員長のキム・ユンドク共に民主党議員とカン・テソン韓国スカウト連盟総裁、執行委員長のキム・グァンヨン全北道知事など40人ほどでした。
予算の執行権限を持つ立場とみられる金賢淑（キム・ヒョンスク）女性家族部長官、ハン・チャンソプ行政安全部長官職務代行（イ・サンミン長官は弾劾審判で職務停止中）、パク・ボギュン文化体育観光部長官など、政府側の共同組織委員長は全員不参加。
また、ジャンボリー国会所管常任委員会の女性家族委員会所属クォン・インスク委員長、当時野党幹事だったユ・ジョンジュ民主党議員と与党幹事のチョン・ギョンヒ国民の力議員も不参加。
ジャンボリーの「総合・運営計画及び関連施設の設置・利用計画を樹立して施行する主体」である組織委員154人のうち、参加したのはわずか25％ほどだったということです。
ジャンボリーの総事業費1171億ウォン（緊急投入された69億ウォンを除く）のうち、約75％にあたる870億ウォンを「組織委員会」が使い、残りの予算を割当てられた全羅北道が大会施設費に使ったのは265億ウォンのうちわずか148億ウォンに過ぎないとの報道もあるなか、「税金を使った海外研修旅行には興味があるが、実際の現場にはまったく興味がない」という韓国政治家の体質が赤裸々に現われてしまっているようです。
この報告会はちょうど大雨が降った直後でキャンプ場も浸水していた時期。
当然、報告会ではジャンボリーの主要施設を視察したり、参加者に提供される給食の品質をチェックしていたわけで、「予測された惨事」を回避するためには必ず参加しなければならない報告会だったわけです。
「安全不感症」とよく言われますが、金目のもの以外「無関心」だということですね。
韓国スカウト連盟の関係者は「唯一の現場報告会に委員が半分も出席しないことは残念」と語っているようですが、韓国スカウト連盟も「突っ込まれたくない」現実があるようです。
今回のジャンボリー大会参加規定には、「1年以上活動した実績のある中・高校生のみ」が対象となっていましたが、韓国隊員のジャンボリー参加希望者がまったく集まらなかったことから、参加資格を持たない「小学生」を多数参加させていたことが分かりました。
しかも、参加費は韓国スカウト連盟が出してくれるという好条件。
参加者の10％以上が小学生だったという垂込みもあるようですが、韓国代表団も（バレる前に）早めに撤退して正解だったようですね。
それにしても、そこまで関心のない世界スカウトジャンボリー、韓国で開く必要があったのかな？
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