2022/12/03
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勝手にオイルショック
韓国で先月24日に始まり、2日で９日目に入った貨物連帯の総ストライキで「オイル大乱」がますます深刻化しています。
タンクローリーの運転手のうち、首都圏では90％、全国でも80％程度が貨物連帯に所属しているため、油類の輸送がほとんど止まり、全国各地で在庫切れを起こすガソリンスタンドが続出しています。
12月2日、韓国石油公社の油価情報システム「オピネット」によると、同日午後2時基準で、全国で在庫切れを起こしたガソリンスタンドは計60ヶ所（ガソリン41ヶ所、軽油13ヶ所、ガソリン・軽油6ヶ所）にのぼることが確認されました。
11月30日の同時刻で26ヶ所、12月1日の同時刻で49ヶ所だったため、日に日に在庫切れを起こすスタンドが増えているのが分かります。
特に韓国国民の半分程度が密集する首都圏の被害が大きく、在庫切れスタンドは首都圏で38ヶ所（ソウル22ヶ所、京畿16ヶ所）、忠南11ヶ所、江原4ヶ所、忠北3ヶ所、全北2ヶ所、仁川と世宗それぞれ1ヶ所となっています。
ガソリンや軽油がなくなる不安に駆られた市民は、いわゆる「パニックバイング」（パニック買い）心理が働き、在庫切れが加速化するとみられます。
ガソリンスタンドによっては、注油できる量を制限するところもあり、在庫があるスタンドを渡り歩くという現象も起き始めています。
ソウル西大門にあるガソリンスタンドは、1人あたり5万ウォン（約5100円：数量に換算して30リットル程度）に制限していると報じられています。
製油業界によると、かなりの数のガソリンスタンドが在庫率50％を切っているとのことで、貨物連帯ゼネスト前に備蓄していた油類も、今週末で相当数のガソリンスタンドで使い尽くされるとみています。
状況を重く見た韓国政府は、ガソリンスタンド業界に少し変わった通達を出しました。
それは、「売り切れは貨物連帯ストライキのせい」と明示するというもの。
ガソリンスタンド協会によると、産業資源部から1日、「在庫切れ関連の案内分を貼付する場合、『貨物連帯ストライキによるガソリン品切れ』などのように、消費者が容易に分かるように案内文をつけて欲しい」と、協力要請があったと明らかにしました。
協会関係者は「品切れのためにガソリンスタンドで（客との）争いが起こる場合がある」としながら「産業通商資源部の要請があり各ガソリンスタンドに案内はしたが、各スタンドで自律的に判断すればいい」とのスタンス。
産業通商資源部は、「オピネット告知などのために、ガソリンスタンド協会から在庫切れスタンドの状況を自発的に報告させている」とし、「いろいろな在庫切れの理由がありえるので、協会に対し、休廃業や注油機故障などを除いて、今回の（貨物連帯）ストライキによる在庫切れを知らせるよう協力要請した」と説明しています。
いろいろと言い訳がましく釈明しているようですが、これは世論を味方につけようとしている訳で、「不法ストライキによる在庫切れで、一般市民に迷惑を掛けているのは貨物連帯だ」という世論を醸成しようと仕掛けていると考えられます。
一方の貨物連帯側からは、「在庫切れの責任を貨物連帯に押しつけようとしている」「政府が安全運賃制に関する発言を変えるためだ」との声があがり、業務開始命令が出たとしても、安全運賃制を勝ち取るための「最後の機会」と考え、「絶対に退かない」と強硬な姿勢を保っているようです。
オイル大乱が長引けば、物流業界、宅配便なども大きな影響を受けることは必至です。
でも考えようによっては、働かなくていい理由が「貨物連帯のせい」と言えますね。
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
もちろん貨物連帯のせいでガイドラインを決めなければならないことを消費者も知っている。
尿素が売り切れだったときは、大統領のせいと書かなければならなかったのではないか？
政府の立場も一部正しく、貨物連帯の立場も一部正しい。正解は両者が交渉しながら探さなければならないのに、片方の立場を押しつけるのは煩わしい。
これからガソリンが上がったら尹錫悦のせいだといえばいいのか？
なぜ強制するのか？共産党なのか？共産党以上の共産党式独裁政権。
これで政府の関心事がどこにあるかよく分かる。政府にとって友好的な国民は国民であり、少しでも気に入らない国民は国民として扱わず、みんなのためだと詠唱する。
ガソリンスタンドはより大きく、より濃く赤色で書いて貼ってください。国の経済を生かすためには、今回のストを絶対に許してはいけない。ストによる損害賠償は必須だ。
ただ乱暴にすれば良いと考えている尹錫悦政府･･･、歴史に残る無能な政府です。
無能な政府のせいでストライキが続いて庶民たちが大変な目に会うのだが、力のない者同士で葛藤をよぶ政府のレベル。
これは政府のせいではないか？6月に一度合意をして、それが不透明なので今回のストが起きた。それをすべて貨物連帯のせいだと？
労組が悪くないとしたら何だ？明確な理由もなく、ただ前政府がやってみたらよかったので続けてくれとは通らない。何がいいのか尋ねても明確な答えが出ないのが実情だ。
労組のない国は、たいてい独裁国家か共産国家です。
コロナの短縮営業の時もコロナ拡散による短縮営業とみんな表記していたが、これの何が問題なのか？
国の経済も厳しいのに、民主労総のせいで下がるはずの油価が上昇すればいいのか？ただちに業務開始命令を下し、不法と暴力に屈しないで法のとおりに処理すれば良い。
景気が後退してもいいので、今度こそ民主労総の息の根を止めてしまいましょう。
民主労総が自分たちの利益のために庶民の足を引っ張り、国家経済を粉砕している。
免許停止と罰金3000万ウォン、損害賠償訴訟をかけて、安全運賃制度を完全になくして貨物車登録制に変えろ。
民主党は何もいいませんね。なにか組織的な役割分担を感じる･･･。
ある統計資料によると、安全運賃制を施行してから貨物車交通事故は8％増えたらしい。良くなる結果が何もないのにお金だけだせというのは、あまりに愚かだ。
私は貨物連帯を応援する。誰でもお金をたくさん儲けたいが、大変な仕事をすることは嫌いだ。使用側だけ腹を肥やせという報道機関と政府に勝つべきだ。
ストライキは貨物連帯のせいなのに、梨泰院惨事はなぜ大統領のせいではないと言うのか？政府論理なら勝手に上がった国際原油価格のせいで、中東王国を押収捜索するべきだ。
これはファクトだ。何が問題なのか？左派は真実を歪めることだけを学んだのか？
全国にガソリンスタンドが17000余りあるが、わずか60ヶ所のガソリンスタンドが営業しないだけなのに国家危機だと？1年で自然消滅が170ヶ所もあるのに。
とのことです。
タンクローリーのドライバーを20年している貨物連帯組合員のAさん（47）は、「石油の在庫切れはストライキの責任がなくはない」としつつも「安全運賃制がない状態で、精油会社から仕事を取るために明け方4～5時に出てきて深夜に退勤する日常が続いているのに
『労組利己主義』だけで片付けるのは納得できない」と悔しさを吐露。
「政府は交渉しようという建前だけで、裏では『労組が無理な要求をする』というメッセージをまき散らしている」と怒りが収まらないようです。
ガソリンスタンド経営者も貨物連帯側の肩を持つ人もいるようで、スタンド経営者のBさんは、「政府の見解に同意できないだけでなく、私的な営業空間でもあるガソリンスタンド中の案内文面にまで政府が関与することは理解できない」と憤怒。
「ガソリンスタンドで在庫がないのも苦しいが、こんな言葉（協力要請）を受けると余計に腹が立つ」とし、「（在庫切れの原因を）尹錫悦政府のせいだと書いて貼ってやる」と息巻いているようです。
韓国政府は、先月29日にセメント分野の輸送拒否者に業務開始命令を発動、以来セメント出荷量は増加傾向にあるため、業務開始命令の効果は高いと認識、続いて精油業界への業務開始命令の発動を視野に入れつつあります。
業務開始命令を受けてもなお運送を拒否する運転手には、まず30日以下の運行停止処分が課せられ、それでもなお応じない場合は貨物運送資格が取り消されることになります。
こういった行政処分と同時に刑事罰も科せられることになるため、貨物車両の運転手は難しい選択を迫られることになります。
ちなみに各港湾のコンテナ搬出入量もセメント業界への業務開始命令に肝を冷やした運転手が続々と業務に復帰、1日夜の時間帯で通常時の81％まで回復をしています。
現在、運送拒否に参加しているタンクローリーは約3000台。
最後まで意志を貫徹できる運転手はどれだけいるのでしょうか？
甘くするとつけ上がる、厳しくするとすぐ日和るって、証明されてしまったようですね。
のぞみのワンポイントニュース
FIFAカタールワールドカップ1次リーグH組第3戦、韓国対ポルトガル戦において、なんと韓国が2-1でポルトガルに逆転勝利、ベスト16に滑り込みました。
韓国は1勝1敗1引分け（勝点4、4得点4失点）となり、ウルグアイと勝ち点および得失点差で並びましたが総得点差で上回り、12年ぶりに決勝トーナメントに駒を進めました。
ポルトガルのエース、クリスチアーノ・ロナウド選手と韓国は、2019年の親善試合でロナウド選手がピッチに立たたなかったという「ノーショー」論議で、因縁の間柄にあります。
何かトラブルが起きるのかと思っていましたが、韓国チームが決勝トーナメントに進んだのは、ロナウド選手のおかげだと韓国のネットユーザーが騒いでいるようです。
これは韓国が1点を追う前半27分の場面。
韓国選手が蹴った左コーナーキックがロナウド選手の背中に当たり、ゴール前にボールが落下。
それをゴール前に詰めていた韓国のキム・ヨングォン選手が押し込んで同点ゴール。
これには韓国メディアでも「ロナウドがアシストしてくれた」と称賛しています。
さらに前半42分にポルトガル選手が放ったミドルシュートをキム・スンギュ選手がクリアしようとしたもののロナウド選手の前に流れ、ヘディングでゴールを狙いましたが、大きく外れてしまったようです。
韓国紙は、この時の様子を「ゴール前のキム・スンギュとの間には誰もいなかった」「あたかもディフェンダーが大きくクリアした姿と似ている」「普通のFWなら入れる確率がかなり高いチャンス」と伝えています。
またロナウド選手がこの日、何度かオフサイドにかかったことも指摘し、「事実上、前半にロナウドのおかげで韓国チームが2ゴールを儲けたようなものだ」と述べました。
韓国のネットユーザーは、韓国版ネット百科事典にロナウド選手の国籍を「大韓民国」に変えたり、「ロナウド」「名誉韓国人」と入った在外国民住民登録証を作ったりして、遊んでいる様子。
2019年当時も、ロナウド選手に「強盗」と「ロナウド」を合成した「日彊頭」という造語で口撃していましたが、今回は「朝鮮半島」との合成語「韓半頭」で「嘲弄の混ざった感謝」（韓国紙）を表現しているとのこと。
ロナウド選手が、さらに韓国のことを嫌いになることは間違いないでしょう。
なお、ロナウド選手が後半20分に選手交代する際、韓国のチョ・ギュソン選手が「早く出て行け！」と言ったところ、「黙っていろ！」と怒りを露わにしたそうです。
チョ・ギュソン選手は試合後のインタビューで「ロナウドは日彊頭」と陰口を吐いていましたが、どうやらこの件、韓国では美談となって語られているようです。
勝っても負けても後味を悪くすることは長けているのかな？
ただ、勝った韓国チームにもネットユーザーが噛み付いている様子。
これは韓国チームが写真撮影の際、地面に敷かれていた韓国国旗を踏んだソン・ミンギュ選手に向けられたもので、「全世界への中継で太極旗を踏んだ」「頭がおかしい」「代表を辞めろ」「なぜ歩いて通り過ぎるのか」「自国を背負っていることの自覚がないのか」「国民の恥」「謝罪しろ」といった批判が殺到。
謝罪するハメになってしまったようです。ご一緒に賠償セットもいかがですか？
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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