2022/10/30
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韓電ブラックホール
韓国のレゴランドショックで金融・資本市場がパニックに陥っているなか、韓国政府は緊縮財政中にもかかわらず緊急支援を行なうなど、火消しに躍起になっていますが、企業の資金調達に支障を来している状況はそれほど簡単には変わりません。
その裏には、「ブラックホール」と呼ばれる韓国電力の存在が大きく影響しています。
韓国電力が発行する韓電債は「超優良債券」とされていますが、今年は深刻な財政難に陥り、例年よりも多額の債券を発行しています。
これが債券市場全体の資金をどんどん吸い上げる「ブラックホール」として機能していて、レゴランドショックで冷え込んだパイを片っ端から吸込んでいる状況です。
29日、預託決済院が明らかにしたところによると、韓電は今年に入って23兆5000億ウォン水準の韓電債を発行しています。
これは、昨年の年間発行額10兆3200億ウォンの2倍を超える水準で、累積発行額は54兆ウォンに達する規模です。
なぜこれほどまでに韓電債の発行が必要なのかといえば、国債燃料費の高騰に加え、太陽光発電による電力購入費が逆ザヤに陥っていて、完全な赤字状態。
というのは、一方で電気料金の値上げは、文在寅政権時代から政策的に抑えられて損失に追いつかず、社債を発行してしのいでいるような状況です。
さらに問題は、来年における韓電債の発行限度額が大幅に縮小される可能性が非常に高く、今年の発行額は70兆ウォン規模にまで増加すると見られています。
韓国電力は韓国電力公社法によって、社債発行限度が定められていて、資本金と積立金を合算した金額の２倍を超えることができません。
今年の韓国電力は、最大で40兆ウォンの赤字が予想されている状況。
今年は91兆8000億ウォンもあった社債発行限度額は、この悪化した業績が反映された場合、来年の発行限度額は29兆4000億ウォンにまで下がることになります。
しかも既に累積発行額が社債発行限度を超過してしまうことから、決済が終る来年4月から社債発行がまったくできなくなってしまいます。
そのため、来年の資金不足を補うために今のうちに社債発行を急いでいるとみられますが、これまでの発行債券の償還に支障を来し、最悪の場合はデフォルトの可能性すらある状況。
韓電債発行による資金調達が韓国電力のライフラインとも言えますが、社債発行が断たれると銀行融資、電気料の引上げ程度しか、資金調達手段がなくなってしまうというわけです。
韓国銀行は適格担保証券の対象に韓国電力債を加えることにしましたが、3ヶ月という一時的な措置に過ぎず、あくまでレゴランドショックによる一般企業や第2金融圏の流動性不足に対応するものです。
逆に韓国電力の発行限度額の引上げのため韓国電力公社法を改正しようにも、「韓電ブラックホール債券」が「レゴランドショックの傷を深めた」との批判から、韓国国会が動けるような状況にありません。
また急激なインフレ防御に躍起になっている今、「電気料の大幅引上げ」が認められるわけでもありません。
政府の支払い保証を盾に最上級の信用格付けで市場の資金を飲み込んでしまったブラックホールの韓国電力。
これがまさに感電ショックかな？そういえば、ブラックホールは電気も飲み込むんでしたっけ？
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
電気料金を引上げればいいのではないか？通信料金に比べて電気料金が安くて、君も私も電気を使いまくることが理解できない。
文在寅の脱原発の請求書だ。
電気料金上げろ。世の中に我が国のように電気料金が安い国がどこにあるのか？だから浪費するのだ。
馬鹿でも電気料を上げないといけないことくらい分かるだろう。借金を永遠に積み上げることはできない。
原価以下で家庭と企業に電力供給させて、韓電の赤字を債券発行で一時的に埋めるだけなのに、韓電批判する国民と企業はいったい何なのか？
スウェーデンは1年間で4人世帯の電気料金は33万から66万に上がったというニュースは見ていないのか？利己主義ではないか？
電気がなければ1日も生活できない。4人世帯の電気料金が1人分の携帯電話使用料より安い国が世界のどこにあるのか？天文学的赤字で運営する電力会社がどこにあるのか？
アフリカより安い韓国の電気･･･。
韓電の財政状況がこんな状態でも文在寅は韓電工大設立を押し通した。開校はしたが、学生数はわずか100人あまり･･･、これで学校運営はちゃんとできるのか？
もっと節約して使わなければならない。電気料を上げるべきだ。
韓電を滅ぼした文在寅を刑務所に送らなければならない。
人材の構造調整、資産売却、料金連動制の現実的な適用。解決策がないわけではありません。責任を負うべき人も意志もないってことが問題だ。
機会があれば水増しして電気料金を上げようという韓電のたわごと野郎、役員から切っていかなければならない。
安い電気で大企業に特恵を与え、エネルギーの過消費を煽り、後代に負担を遺す政策はもうやめましょう。対策や計画もなくこの時期だけが過ぎるのを待つ無責任な政策をしている。
前政権で大韓民国の電力産業を構造的に崩壊させた。このような事態を起こしている分野が一つや二つではない。実情が明るみになったとき、第二の経済危機が来るのではないか？
レゴランド事態の唯一の解決策は、電気料金の正常化による韓電債の発行を防ぐことだけです。
こういう状況にも、成果給パーティーをする韓電は、いったいどんなヤツが経営をしているのか。
これは文在寅の投げていった地雷、レゴランドも民主党のチェムンスンが投げていった地雷だ。
黒字企業だった韓電を脱原発政策で借金企業にして電気料引上げの要因を発生させた文在寅を法の審判台に立たせなければならないが、現行法では無能政策で刑事処罰できない。
民主主義をあきらめた国を受け継いだ国民の力はとても大変だ。
文在寅は仕事ができないかのように振る舞っていたが、計画的な国家システムの崩壊を夢見ていたようだ。
とのことです。
電気代の引上げが1kwhあたり10ウォン上がった場合、韓国電力の収入が5兆ウォン増加する効果が生じるといわれ、50ウォンを引上げれば25兆ウォンの余裕資金が生まれることになります。
ところが問題は、今年に入ってすでに電気料金を20％引上げていて、この引上げ幅は1次、2次ショック当時の1974年（85.1％）と1979年（34.6％）、1980年（35.9％）に次ぐ、過去4番目に高い引上げ幅となっていることです。
これを来年初めに1kwhあたり50ウォンを引上げた場合、今年末に比較して約40％、今年初めと比較して約65％の引上げ幅となってしまいます。
安い電気代を売りにしてきた韓国の産業分野にも大きな打撃を与えてしまうことになるでしょう。
韓国政府は2018年、韓国電力が史上初めて2兆ウォン台の営業損失を出した際、6680億ウォンの公的資金を投入したことがありますが、今年の赤字額はなんと40兆ウォンにも達するとみられ、少々の支援では焼け石に水。
しかも、文在寅政権で出血しすぎた財政への傷口を塞ぐため尹錫悦政権では緊縮財政で止血に追われている状況、レゴランドショックを拡大させた韓電に多額の血税支援など通るわけもありません。
さらに英国のトラス前首相のエネルギー補助金などによる失脚事例が頭をよぎるなか、解決できる妙案はないという専門家の意見が的を射ているようです。
韓国の企画財政部は30日、韓国電力公社、韓国ガス公社など、公企業に社債発行を自制するように注文を付けました。
すぐにできることといえば、今回のような口先での介入行為くらい。
同時に、韓国産業銀行や輸出入銀行など国策銀行へ対する起債自制要請、都市銀行への要請も行なっているようです。
優良債券の発行を抑えて資金をジャンク債に向かわせる作戦ですが、投資家の好みまでコントロールできるものなのかな？
ジャンクフードばかりでは胃もたれをしそうですね。
のぞみのワンポイントニュース
韓国ソウルの繁華街、梨泰院で昨夜発生した転倒事故によって、30日午後4時現在、死亡者は153人、負傷者は103人、そのうち重傷者が24人、軽傷者は79人と報じられています。
亡くなった被害者の多くは10～20代で女性の方が多く、このうち141人の身元が判明、残り12人の身元確認を急いでいるということです。
楽しいイベントになるはずだった場所での誠に残念な事故に、お悔やみ申し上げます。
この時点で分かっている外国人死亡者の国籍は、中国、イラン、ウズベキスタン、ノルウェーなどでしたが、午後6時ごろ、残念ながら日本人も10代と20代の女性2人が事故に巻込まれて死亡したとの情報が入っています。
現場は梨泰院ハミルトンホテル横の狭い坂となった路地で、集まった人達でぎゅうぎゅう詰めの状態、まさにドミノ倒しのように折り重なるように倒れ、一瞬で地獄絵図と化してしまったようです。
このハロウィン惨事で、ハロウィンプロモーションを開催予定だった韓国のデパート、大型マート、スターバックス、ホテルなどは、全面的に中断すると発表しました。
韓国最大の人気テーマパークであるエバーランドは、10月2日から来月20日まで80日間のハロウィン祭りを予定していましたが、29日の事故発生を受けて中断。
ロッテワールドも、パレードを含めたハロウィンイベントを全面中断するための緊急会議に入ったとのこと。
ロッテ百貨店やロッテマートは、ハロウィンに関するポスターや装飾、販促物も全面撤去し、スターバックスも「ハロウィンチョコヘーゼルナッツプラプチーノ」などの限定商品の販売を中止するなど、対応を急いでいるようです。
報道からは、「路地の上部にいた一部の人から『ちょっと押して』などの声とともに前の人を押して、その後ドミノのように人が倒れた」との証言が出てくるようになってきていて、当時ちょっとしたことがきっかけで大惨事に繋がったとみられます。
日本でも31日のハロウィンを控え、29日の渋谷には一時6300人もの人が集まり、スクランブル交差点では身動きが取れないような状況にもなったとのこと。
今のところ大きな混乱はなく、負傷者や逮捕者なども出ていないとのことですが、韓国の事故を教訓に節度ある楽しみ方を心がけていただきたいものです。
また、ゴミも捨てずにもって帰りましょうね。
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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