韓国の成長率は絶賛下方修正中!ムン政権に批判しても、ついていくしかない!!

2019年9月

2019/09/23

今日は「韓国の成長率は絶賛下方修正中!でもついていくしかない!!」についてお伝えしたいと思います。

韓国の経済成長率

経済協力開発機構(OECD)が19日に発表した韓国の経済成長率見通しを4カ月ぶりに2.4%から2.1%に下方修正しました。その背景には世界の貿易量の収縮があり、米中貿易摩擦の影響が地球規模に拡散している構図があります。

韓国の場合は、米中貿易戦争のあおりで「成長動力」である輸出不振が長期化していることがその要因だとしています。また、来年の韓国の成長率見通しも2.3%とし、今年5月の時点よりも0.2ポイント下げました。OECDによると韓国は「最近の拡張的マクロ経済政策などが来年の内需増加につながる」とし、今年よりはよくなるだろうと予測しました。

ただ、複数の経済指標でも1%台への落ち込み寸前の数値も多く、今年2%台の経済成長率を維持するのは容易なことではなさそうです。

世界の成長率見通し

OECDは2019年の世界の成長率見通しについても2.9%と下方修正しています。昨年の実績値3.6%から大幅に低下し、世界経済の後退の節目と見られている3%を割り込む予測で、2008~2009年のリーマンショック以降最低の数字となりました。

OECDでは、米中の貿易摩擦を短期的な要因としていますが、長期的には世界貿易の総量の減少があると指摘、世界貿易の総量は2018年10月を直近のピークとして下がり続け、19年6月の指数は123.2と前年6月の124.9から1.4%低下しています。さらにリスク要因として、米中貿易摩擦に加え、中国の急激な景気減速と英国のEU離脱を挙げ、特に合意無き離脱は英国の景気後退を招く可能性があり、欧州全体の成長も大きく下押しすることになると分析しました。

世界全体の成長率が減速するなか、日本の経済成長率見通しは1%で、5月の0.7%から上方修正されましたが、20年は0.6%に減速すると予測されています。

捨てられた韓国経済

韓国の大韓商工会議所の朴容晩(パク・ヨンマン)会長は「最近の韓国の経済は捨てられて忘れられた子のようだ」と苦言を呈し、「最近、景気下落リスクが滝の水のように出てくる」と述べました。朴会長は内外でこれだけの悪材料が出てきているにもかかわらず、「経済に対する議論は失踪した状態」と指摘、「目の前が真っ暗だ」と語りました。

文在寅大統領の「経済が正しい方向に進んでいる」という発言についても、「今年の成長率2%のうち民間寄与が30%、政府が70%だが、政府の財政で充当した成長」と指摘し、成長・雇用・分配など部門別に一つ一つ反論したとのこと。さらに日韓関係についても、「主要国間の通商紛争に加え、日本の輸出規制が長期化する可能性が高まり、企業家の心配が深まっている」と現場の厳しい状況を訴えました。

中央日報の嘆き

中央日報は19日、今回の韓国経済危機がはるかに不吉であるとのコラムを掲載しました。それによると「文大統領は2年以上にわたり所得主導成長と勤労時間短縮、脱原発など反市場・反企業政策を進めた」結果、大きな副作用をうみ、韓国経済は危機的な状況に陥ったものの、文大統領は「経済体質転換過程の陣痛」「我々の経済は全体的に成功に向かっている」「フェイクニュースで市場の不安を煽るべきでない」と述べ、変えようとしないと批判しました。

文氏が唯一の手段と信じている「超スーパー予算」で財政投入を乱発しているが、効果はないと分析。1997年の通貨危機のことにも触れ、当時、米国、日本、欧州、中国の経済が支えたが今回は頼れる国はなく、「二度と負けないといって日本とも全面的通商戦争に入った」と嘆きました。論調は全体的に悲観的で、読んでいると暗い気持ちになっちゃいました。でも、皆さんが選んだ大統領ですよね?

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