2023/05/10
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足りないEV生態系
韓国政府は5月9日、いわゆる「Kチップス法」(租税特例制限法改正)案に電気自動車(EV)と自律走行車の核心技術5種とこれを事業化する施設、水素分野技術5種と施設を含めると約束しました。
この改正案施行令が適用されると、半導体分野だけではなく、EVの生産設備投資に対して、
大企業と中堅企業は15%まで、中小企業は25%までの税額控除を受けることができるようになります。
また、今年に関しては臨時投資税額控除(10%)が加算されるため、控除率は最大25~35%にまで引上げられます。
これまで一般設備投資に分類されていたEV生産設備は、わずか1%の税額控除しか受けられなかったため、30%の税額控除がある米国に対抗できず、韓国内投資が海外に流出してしまうと指摘されてきました。
今回の措置により、2030年までに韓国内自動車工場を24兆ウォンかけてEV用に転換する現代自動車グループにとっては、大きな後押しになるとみられます。
今年および来年にかけて大幅な税収不足が懸念される韓国政府が、ここまで大胆な税額控除に踏み切ったのは、韓国を支える半導体業界をはじめほぼすべての品目で輸出が減少し、自動車に賭けるくらいしか選択肢がないからです。
今年4月で輸出増となった主要品目は、自動車と船舶、一般機械のみ。
特に自動車輸出額は、昨年541億ドルという史上最大値を記録。
そのうちEVは18%程度の98億3000万ドルですが、2019年の32億9000万ドルと比べると3倍程度に増加。
今年に入っても好調で、4月までに55億4000万ドルの輸出を記録、このままいけば歴代最高実績が得られるということになります。
ただ裏を返せば、韓国の未来を助ける産業が、EVくらいしか見あたらないということです。
しかも現在のところ、韓国から一般乗用EVを輸出する企業は、現代自動車グループがほぼ唯一。
現代自動車の「アイオニック5」「アイオニック6」、起亜自動車の「EV6」などを除けば、KGモビリティ(旧:双竜自動車)ですが、昨年のEV販売数はわずか301台のみで、韓国のEV産業は現代自動車グループの「ワンマンショー」(韓国紙)という状況にあります。
ある韓国紙は、「昨年、韓国のEV輸出額が世界3位になったが、現代自動車グループのみが支えている状況で、韓国内のEV産業生態系の競争力がグローバル水準に及ばない」と指摘。
世界3位と言っても、ドイツ(264億5524万ドル)、中国(200億8888万ドル)の1/3ほどしかない韓国の輸出量では、国内の部品メーカーがEV部品に参入しないというわけです。
KDB産業銀行によると、韓国自動車産業全体の設備投資額は今年5兆7151億ウォン規模とみられますが、2015年(10兆853億ウォン)と比べると8年で半分程度に減っています。
このうち部品業界の国内投資は、2015年の6兆9221億ウォンから、昨年は2兆4092億ウォンと1/3にまで減っています。
自動車部品業界の関係者は、「零細部品メーカーは基礎的な固有技術を持っておらず、EV用の核心部品をつくる能力もない」とし、「生産台数が10%程度のEV用部品に投資しても損益が会わないのが実情」と指摘。
「海外販路もないため、結局生産量が増えてから遅れて設備を切替えるしかない」と述べています。
尹錫悦大統領も直接イーロン・マスク氏に会い、テスラ工場の韓国投資を要請していましたが、こんな弱小な市場で、かつ人件費が高い韓国に工場建設するとは考えにくいと言えます。
韓国の自動車産業は裾野が広く、雇用の受け皿として多大な貢献をしてきましたが、部品点数も少ないEVに転換するということは、その役割を終えたということかもしれませんね。
いや、エンジンが作れないから諦めたというのが真相かな?
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
テスラを目指す?ふふふ、まずは中国の電気自動車会社から目指してください。
エンジンオイルが自然と増えるエンジンは誰にも作れないだろう、現代起亜自動車以外では。(笑)
私は米国が韓国の電気自動車メーカーに破格的な扱いをしてくれると信じています・・・。
価格だけはずいぶん前にテスラに追いついていたようだ。(笑)
米国のIRAでは何も対応できず被害を受けるようにして、結局国民の税金で支援するというのか?本当に情けない。政府から恩恵を受けるなら、車を値下げしなければ意味がない。
歴代級の税収不足だが、歴代級の黒字を出した大企業の税金を削ってあげるというのはどういうことか?その税金は誰が負担するのか?
破格的な税制支援の結果、国家競争力が強化され国民に実質的な恩恵がなければならない。貴族労組の給与引上げや福祉の上昇などに決して使ってはならない。
電気自動車が売れないから、国家が企業らに恩恵を与えるのだ。すごい、解決策もなく国民の血税で支援して法人税を下げて・・・。本当に情けない。
バッテリーは中国産を使い、税制の優遇まで受ける。なぜこのようなシナリオなのか?
電気自動車工場は雇用創出効果が大きくないので、税金で支援する必要はない。
労組の同意や承諾がなければ、設備投資どころか新規採用、工場建設もできないが、どこの企業が好きこのんで、民主労総がある大韓民国に投資するのか?
充電インフラが不十分なのに内需EVに勝算があるのか?欧米、日本と違って韓国はアパート中心でほとんど地下駐車場なのに。もう終わったのだ、答えがない。
米国テスラ工場にも労組がないのに、イーロン・マスクが韓国にギガファクトリーを建てて剛性労組が毎日デモストする姿を見るのか?テスラは韓国に絶対投資しない。
車だけではない、韓国製造業はもう終わりだ。原材料もなく、労働力、人件費、労組、内需も小さく、どうやって持ちこたえるのか?先進国をまねる病気で国家体質だけ虚弱になった・・・。
現代自動車の最大の問題はデザインだ。競合会社のデザイナーが来てくれれば良い。なぜ最近の現代自動車は全部虫のようなのか?
電気自動車は時期尚早ではないか?もっと技術力と安全性を確保してからの話ではないか?急発進事故の解決が先だ。
文在寅政権と民主党がしたのは最低賃金と法人税の引き上げ、剛性労組の育成と大企業総裁の投獄など、国内企業環境を荒廃化したことだ。これは当然の結果ではないか?
お前は本当に馬鹿なのか?韓国の歴史上、民主党の時は常に投資が多かった。ITバブルは金大中、コスピ2000突破は盧武鉉、3000突破は文在寅、これが嘘だと思うのか?
製造業職員だ。文在寅の最低賃金、週52時間で研究開発をあきらめて中国から部品を輸入する方向に進んだ。脱原発で産業電気料金が上がり製造業の空洞化現象が加速するのだ。
自動車や半導体のような天文学的投資が必要な製造業は新メーカーができにくい。中国のような国家主導か、IT企業でなければスタートアップは難しく、みんなすぐに滅ぶ。
我が国に現代起亜を除いてキチンとした自動車メーカーがあるのか?現代起亜のおかげで実績が大幅に拡大している中小企業メーカーがあるのを知らないのか?レベルの低い記事。
とのことです。
はっきり言ってしまうと、今回の投資税額控除措置は現代自動車グループのためだけに行なわれたといっても過言ではないでしょう。
これで現代自動車は5000億ウォン、起亜自動車は2500億ウォンの税額控除の恩恵を受けるとみられます。
なお、現代自動車グループでは、現代の蔚山工場、起亜の華城(ファソン)オートランドと光明オートランドの3ヶ所を主要EV生産工場として大規模な投資を行なっています。
ところがこのうち、起亜の光明オートランドに関しては、租税特例制限法130条(首都圏過密抑制圏域の投資に対する租税減免排除)が規定する首都圏過密抑制地域に含まれていて、税制優遇が受けられないことが分かりました。
首都圏過密抑制地域は、人口と産業の過度な密集を防ぐ目的で、ソウル全域と仁川、京畿道の一部地域を指定しているもの。
17万坪に広がる光明オートランドは、昨年の年間生産量が約32万台にもなる基幹工場で、税額控除が受けられるか受けられないかは、投資効果に大きな違いが出ることになります。
せっかく現代自動車への特別待遇として行なわれる法改正でしたが、思いも寄らないところで落とし穴があった格好です。
さらに光明オートランドの立地は、開発制限区域(グリーンベルト)にも指定されている地域で、グリーンベルトで設備投資をする場合、保全分担金名目で、追加費用を負担しなければなりません。
竣工と稼働において、韓国内初のEV専用工場が税制優遇を受けるどころか、むしろより多くの税金を支払う羽目になるという皮肉な状況。
企画財政部なども理解してはいるものの、EVのみならず半導体工場であっても、首都圏過密抑制地域に立地をすれば税制優遇を受けることはできないため、光明オートランドのみ特別待遇というわけにはいきません。
Kチップス法に「EVを含める」との公表は、秋慶鎬副首相兼企画財政部長官が、わざわざ現代自動車蔚山工場を訪問した席でのこと。
電撃的な発表が、どこか間が抜けてしまった感が出てしまったようですね。
のぞみのワンポイントニュース
韓国で国民的なファミリーカーと呼ばれている起亜自動車のカーニバルで不具合があり、後部の自動スライドドアに幼児などが挟まれて怪我をする可能性があることが分かりました。
10日、国土交通部によると、起亜自動車、現代自動車、メルセデス・ベンツコリア、韓国GM、ステランティス・コリアで製造または輸入・販売した計16車種22万9052台で製造上の欠陥が発見され、リコールに入るということです。
中でも珍しい不具合は、起亜自動車で製造販売したカーニバル(19万841台)で、スライドドアが閉まる直前に身体の一部がドアの間に入ったりすると、そのまま身体がドアの間に挟まれてケガをするという可能性があるとのこと。
起亜自動車は17日から、直営サービスセンターとサービス協力会社で提供する無償修理(ソフトウェアアップデート)で修理を行なう予定にしています。
2020年7月から2023年4月までに製造販売されていた車両で、かなり売れていた車種のようですから、多くの子供たちが危険に晒されていたということになります。
また現代自動車が製造販売したトラック「ファビス」など2車種1万6099台は、バッテリースイッチの設計エラーで異物が堆積し、火災が発生する可能性があるとのことでリコール。
韓国GMのボルトEV、ボルトEUVなど2車種1467台についても、高電圧バッテリー欠陥でバッテリーの緩衝時に火災が発生する可能性があるとし、リコール。
ベンツコリアから輸入販売されたE220dなど8車種2万547台は、高圧燃料ポンプ内部品の堅牢性不足で異物が発生し、燃料供給ラインを塞ぎ、始動ができない可能性がありリコールとなりました。
販売台数の他、リコール台数を集計するとどこが世界1位になるのでしょうか?
口コミは、低評価の方が参考になりますからね。買わないために・・・。
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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