株は将来性を買うものだ!Kバッテリー素材企業の株価が1000%暴騰!企業価値など二の次だ!

2023年4月

2023/04/12

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株価7倍急騰

韓国の新興株式市場KOSDAQで時価総額1位と2位を占める二次電池素材企業エコプログループの勢いが止まりません。

エコプロの株価は4月11日、一時82万ウォンにまで上昇、年初から比べると約650%高騰したことになります。

ただ、個人投資家(東学アリ)が「100万ウォンを突破する」と期待する一方で、適正株価は20万ウォン台に過ぎないとみる市場関係者は多く、異常な高騰劇がいつ反転するかに注目が集まっています。

KOSDAQで11日、持株会社の「エコプロ」は前日より6.51%上げた76万9000ウォンで取引を終えていますが、一時は82万ウォンまで上がり、取引時間中の最高値を更新しています。

エコプロの子会社でEVバッテリー用正極材を生産する「エコプロBM」は0.68%上げた29万4500ウォン、大気環境改善ソリューションを手掛ける「エコプロHN」は4.09%下落した7万7400ウォンで取引を終えています。

エコプロの株価が昨年末時点で10万3000ウォンだったことを考えると601%、7倍に急騰していて、昨年1月の株価水準から比べると1180%も暴騰したことになります。

エコプロBMとエコプロHNも今年に入り、それぞれ218%、78%高騰しています。

3月11日15時基準の時価総額は、エコプロが20兆ウォン、エコプロBMが29兆2400億ウォン、エコプロHNが1兆1800億ウォンとなり、総額50兆4200億ウォンに達します。

この時価総額は、現代自動車(40兆7700億ウォン)、起亜自動車(34兆4100億ウォン)、ネイバー(32兆7400億ウォン)、カカオ(26兆3300億ウォン)など、韓国を代表するKOSPI銘柄よりも大きく、KOSDAQの総時価総額に占める割合は12%に迫る勢いです。

なお4月11日、「エコプロ3兄弟」(韓国紙)は、今年第1四半期の実績を発表、好業績ではありましたが、市場の期待値までは及ばない内容となりました。

エコプロは今年第1四半期の売上、営業利益(連結・暫定)が、それぞれ2兆589億ウォン、1796億ウォンを記録したと公示、前年同期比で202.5%、233.2%増えた実績となりました。

またエコプロBMは、同202.5%、161.3%増加した、2兆106億ウォン、1073億ウォンになったと発表しましたが、両社の実績値は、市場期待値より9%ほど下回る水準でした。

企業実態にそぐわない株価暴騰に寄与しているのはもちろん個人投資家たちで、彼らは今年初めから11日までに、エコプロを1兆166億ウォン、エコプロBMを7013億ウォン、純買い越ししています。

一方で、証券業界の反応は「冷淡」(韓国紙)。

「売却意見をほとんど出さない韓国証券会社」としては異例にも、ハナ証券研究員は11日、エコプロの「売り」投資意見を発表。

エコプロの目標株価を11日の終値より41%も低い45万4000ウォンを提示、「エコプロは偉大な企業だが、現時点で良い株だと言えない」と指摘、「現在の(子会社含む)時価総額は、5年後の予想企業価値(11兆8000億ウォン)を超えている」と述べました。

また、サムスン証券研究員も目標株価を38万ウォンに設定、「純資産価値(NAV)に比べて今の株価は著しく高評価領域」と説明、ユージン投資証券研究員も「(エコプロの)適正価格は20万ウォンと見る」と述べています。

株価の過熱は、エコプロが米国のインフレ削減法の恩恵を受ける企業として注目を浴びたこともありますが、韓国で「他に投資先がない」というのが実情。

バッテリーが過熱して炎上した後に残るのは「燃えかす」。ただバッテリーは炎上時間が長いので、もうしばらくは大丈夫かな?

経世済民の趣

この関連記事をみた韓国人の反応は

これまで低評価を受けていた企業が、今上昇傾向に乗るのは良い兆候ではないのか?2次電池ほど実績が良い株式が他にあるのか?

空売り勢力を打倒してこそ大韓民国の株式市場がしっかりと立って、企業らが真の価値を認められるようになる。

証券会社の意見など必要ない。エコプロは150万まで行く!

これから傾くということよりは、2次電池のような構造的成長株に投資したと見なければならないようだ。

何も知らないようだ・・・。機関は年初からほぼ売るだけだったから、今のエコプロは個人が積上げた狂気である。個人が積上げた塔なので、崩れる時は歴代級に凄まじい。

アリの間で爆弾を回す・・・。山が高ければ谷も深くなる・・・、みんな気をつけて。

この頃は証券会社の投資意見を信じて投資する個人たちはあまりいない。皆スマートになったためで、株取引に対する知識や理解度が非常に高まったからだ。

ドットコムバブルの時、KTF株が100万行くと大騒ぎだったが、35万で買って1/10くらいに下がり回復しなかった。人間の貪欲な狂気で上がった株は結局適正価格に収束する。

完全に過熱状況だね。LGエンソルやサムスンSDIでもないただの納品業者が、より高価な株価というのは、いつ消えるのか分からないバブルというのではないだろうか?

適正株価が20万ウォンだって?これが専門家なのか?お笑いだ。

また始まった・・・、空売り勢力と他人が稼ぐことが気に入らない種族が騒いでいるだけだ。

成長性を見ると500万も可能だ。二次電池産業は今始まったばかりだ!

2兆台の売上に、今は工場の設備投資で営業利益が少し低く出ているのだ。もう少し時間が経てばLGエンソルに次ぐほどにはなりそうだ。

空売りを入れた証券会社がたわごとを言って炎上しています。(笑)

サムスン電子のように500万ウォンまで行って額面分割する可能性もある・・・。無限急騰大当たり、今でも乗るべきだろうか?

ああ、10万の時に買った人々がとても羨ましい・・・、3ヶ月前に戻りたい。

あまりにも高騰したといった時はまだ30万ウォンだった。すでに理性と論理の領域ではない。そのうち大きく落ちるが、それは明日ではないようだ。

韓国のバイオ株価は適切な株価ですか?そのうち市場にあった決まった位置に落ち着く。

最後まで行こう。空売り勢力が勝つのか、私が勝つのか。空売り勢力を今回の機会に粉砕しよう!

空売り自体は株式バブル防止レベルで重要な制度だが、問題は運動場が傾いていることだ。機関は有利な環境で数十年も個人投資家の資金を吸い込んできた。もう清算しよう。

とのことです。

エコプロ関連株は、機関投資家や外国人投資家が売り越した株を、そのまま個人投資家が買越しているというのが現状です。

なぜこれほどまでに韓国の個人投資家が、エコプロの買い越しに積極的なのかというと、「空売り勢力に対抗する」という、よく分からない使命感を持っている人が多いからです。

投資関連のオンラインコミュニティには、「空売り(勢力)をたたき壊そう」というスレッドが度々あがり、妙な使命感に駆られた投資家が買いを煽って株価が急騰。

株価が急騰すると、「空売りの精算」が起きることになり、それに伴い株価はさらに急騰しやすくなります。

そうすると、2021年に米国で起きた「ゲームストップ株の高騰事件」と同じように、空売りを仕掛けていた投資家(ヘッジファンドなど)が損をするという構図です。

韓国の個人投資家は、韓国の空売り制度が機関・外国人投資家に有利になっていると主張し、個人投資家は機関・外国人投資家に「搾取されている」という「敵意」を持っています。

そのため韓国の個人投資家は、チャンスがあれば空売り勢力に一泡吹かせたいという想いを持っています。

実は韓国でも、この「ゲームストップ株」に倣い、2021年夏、「韓国版ゲームストップ(Kストップ)」運動として、「空売り勢力に被害を与えよう」というスレッドがSNSなどで拡散。

予告したKストップ運動開始時間から、対象となった当時の空売りトップ銘柄の「エッチ・エル・ビー」株を「個人投資家が協力して買い漁り、株価をつり上げる」計画を立てていました。

ところが、開始時間となった途端に個人投資家による「売り」が殺到。

空売り勢力に一泡吹かせてやろうと、Kストップ運動に参加した個人投資家は罠に嵌められて大損、「泡を食う」結果となりました。

まんまと嵌められた個人投資家がこれをきっかけに韓国株投資をやめるという、「Kストップ」事件になったとさ。なーんてね。

今回のエコプロ株は、規模が大きいだけに「エコプロバブル」が破裂した時に被る個人投資家の被害は甚大。

エコプロ株を保有している個人投資家の10人のうち4人は、証券会社が目標株価としている40万ウォン台を超えてから購入しているという報道もあるなか、エコプロマテリアルズという子会社が新規上場準備に入っているため、さらに素人投資家が群がってくることも考えられます。

「比較社会」の韓国では、「私だけ疎外される」という恐怖から大きな賭けに出る「捕虜症候群」(FOMO・Fear Of Missing Out)という言葉がありますが、遺憾なく発揮されるケースになりそうです。

まあ、幸せならそれで良いんじゃないですか?

のぞみのワンポイントニュース

中国が台湾に軍事的な示威行為を強めるなか、台湾では「くまのプーさん」の顔に強烈なパンチを見舞うツキノワグマが描かれたエンブレムが人気を集めているようです。

くまのプーさんは中国の習近平国家主席を表わす隠語として使われていることは周知のとおりですが、ツキノワグマは台湾を象徴するマスコットキャラクターです。

ロイター通信などによると、中国が「台湾包囲訓練」を行なった初日の8日、台湾軍当局は、戦闘機をチェックする自国軍のパイロットたちがこのエンブレムを腕に付けた姿を公開しました。

それが話題を呼び、「出撃」(Scramble)という単語と「平和のために戦おう」などのフレーズが刻まれたこのエンブレムの人気に火をつけた様子。

「台湾軍兵士たちの士気を高めたくてデザインした」と語る、現地で航空関連グッズを販売するアリック・シー氏は、「民間人、軍将校など関係なく購入者が増えていて、追加生産を発注した」と述べています。

中国の人民解放軍は今月8~10日、中国初の国産空母「山東」を参加させ、台湾を包囲するような軍事演習を行なっていて、中国軍機が事実上の休戦ラインを越えるなど、調子に乗った示威行為を取っていました。

中国当局は「くまのプーさん」には敏感で、2018年のプーさんのディズニー映画の上映を認めず、今年3月には香港で上映を予定していた「くまのプーさん血と蜂蜜」というホラー映画も、上映直前になって突然キャンセルさせられています。

臆病な犬ほどよく吠えるといいますからね。あ、今回はくまでしたね。

台湾当局の静かにも強烈な風刺、なかなかのセンスが光っています。

台湾有事は日本の有事だということを肝に銘じて、私たちも生活しなければなりませんね。

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