2021/12/31
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未完の成功は爆発寸前
2021年、科学技術の中で韓国国民が選んだ最大のニュースは、「ヌリ号発射」が選ばれたようです。
韓国科学技術団体総連合会は2021年「今年の10代科学技術ニュース」を29日発表、科学技術界と一般国民1万3227人が参加して10大科学技術ニュースを選定しました。
それによると、「ヌリ号発射」のニュースが得票率88.3%という圧倒的支持をうけてトップ、報じた韓国紙は「名実共に今年の国内科学技術界最大の問題であり、国家的成果であったことが証明された」と評価しました。
また、他にも「コロナ19」と「メタバース」、「気候変動」などが選ばれましたが、ウソだとバレた「15Nのフッ化水素国産化」は選ばれませんでした。(笑)
さて、「未完の成功」と言われた韓国型ロケット「ヌリ号」は、10月21日に初となる打ち上げが行なわれましたが、3段エンジンの燃焼時間が予定より短くなり、最終目標のダミー衛星を目標軌道に安着させることができませんでした。
韓国紙は、「総事業費の80%である1兆5000億ウォンを執行」し、「経験と力量を集結した」韓国は、「独自にロケットを打ち上げた10番目の国家となり、国際社会で宇宙先進国としての可能性を認められた」と報じています。
成功していませんけどね。
奇しくも10大ニュースに選ばれた同日の29日、科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院はヌリ号発射でダミー衛星を軌道投入できなかった原因を分析した結果を発表しました。
それによると、ヌリ号の失敗は、ちょっとした初歩的な設計ミスによるものだと判明。
韓国政府が「全飛行過程は正常に遂行した事実上成功」と自評した裏側では、実はいつ爆発してもおかしくない状態で飛行していたということが分かりました。
今回ヌリ号に搭載していたダミー衛星を軌道投入できなかったのは、3段エンジンの燃焼時間が当初計画された521秒より46秒短い475秒で終了したことですが、初期段階から液体酸素酸化剤タンク圧力の低下が原因でエンジン出力が落ちたと指摘されていました。
今回の調査では、酸化剤タンクの内部に装着されていたヘリウムタンクが外れ、タンク配管を破損してヘリウムが漏洩。
さらにヘリウムタンクが酸化剤タンク内で暴れ回り、タンク外殻に亀裂が生じて酸化剤が漏洩、3段エンジンへ供給する酸化剤量が不足したことから、第3エンジンが予定燃焼時間をクリアできなかったということです。
この異常が最初に検知されたのは、打ち上げられてからわずか36秒後、この時に奇妙な振動が測定され、3段エンジンのヘリウム漏れが始まっています。
おそらくヘリウムタンクの固定部分が緩んだことによる振動で、配管が歪んでヘリウム漏れが始まったとみられ、その後離陸から67.6秒後には酸化剤タンクの圧力低下がはじまり、酸化剤タンクの上部表面温度が急激に低下しました。
ちなみに漏れた液体酸素酸化剤は零下183度の極低温です。
さらに離陸115.8秒にはヘリウムタンク圧力が低下するかわりに、酸化剤タンク圧力が再び上昇、ヘリウムガスの漏出量が増えたことによるものとみられます。
なお、1段目ロケットの分離は127秒時点のため、かなり初期段階から問題が発生していたことになります。
報じた韓国紙によると、内部分析の過程で、ヘリウムタンクが外れて酸化剤タンクの内壁にぶつかる音が補足されていたとのことです。
調査委員長は、「2015年に米国のスペースXも同様にヘリウムタンクが外れて爆発事故を起こした」とし、「海外宇宙先進国のような大切な経験をした」と述べていますが、ある航空宇宙工学分野の教授は「初歩的なミス」と指摘。
別の専門家も「調査結果を見ると、ロケットが途中で爆発しなかっただけでも幸いなケース」と述べ、「衛星軌道への安着のみ失敗」と主張する政府の見解に疑問を呈しています。
もともとエンジンはロシアにゴリ推しして置いていかせたナロ号実証用のアンガラエンジンをパクったものですから信頼度は高いようですが、今回の不具合は純韓国仕様、やっぱりかという感じです。
それにしても惜しかったですね。(何が?)
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
今は批判より応援が必要ではないか?基礎科学後進国の国だ。これまでにしてきた業績を見ても、私は本当にすごいと思います。
基礎科学というよりも初歩的な設計ミスではないか。1兆9千億もの事業がこれほど低水準で進んだのが正しいというのか?これに励ましが必要だとは思えない。
基礎的な設計が問題だったというのに、軌道投入できなかったから成功的な発射?もちろん、技術が高度化されたのは褒めたいと思うが、批判すべきところは批判すべきだ。
1兆7000億を超えていると聞いたが、批判より応援だって?私たちの血税を使って基本的な固定具一つ正しく計算できないのか?これを批判するなとは、一体何の理屈なのか。
莫大なお金をかけて大学入試には失敗したが、プロセスが良かったといって「半分の成功」というのか。(笑)
設計ミスを見つけるなんて本当にすごいです。ゆっくりゆっくり進みましょう。
女性家族部の予算をヌリ号に投資すればどうだったのか惜しまれる。
初歩的な不動産の経済原理も知らず、26回以上も連続で事故を起こすムン災害政権の下では、まあ当然のことだ。
投じたお金に比べて責任追及が貧弱だから繰り返されるのだ。建設、電子、船舶などの他の工学分野でこのようなことが起きれば、感謝どころではなく刑事処罰だってうける。
宇宙開発で失敗に対する経験がないから試験発射で経験を積もうとしている。それに悪口をいうのであれば、経験はどこで積めばいいのか?
航空宇宙研究院を一度調べてみろ。不正がとても多い集団だ。
スペースXも初歩的な失敗。全校1位が1番の問題で間違ったので、難しい問題だったと言い張るレベル。(笑)
ムン罪人のショーに合わせて急いだおかげで、大きなミスが出たのだろう。
やはり朝鮮らしい、科学技術をそんな風に批判するなんて・・・。頑張ってください。
宇宙ロケット事業は無条件で成功だと知らないのか?100㎞上がる予定が50㎞しか上がらなくても、50㎞の成功というのが宇宙発射体計画だ。
ただ、2兆の文在寅花火だったということだ。
本当の技術的な欠陥であれば理解されるが、多くの実験をしていたのに、このような基本欠陥が生じるというのは、組織がそれほど台無しだということだ。
高校物理1で学んだ内容である。浮力=密度×容積×重力加速度・・・。ここで重力加速度を地上、停止状態基準で計算したのだ。初歩的なミスというのは正しい。
ミスは成功の母。私たちの科学技術者の努力と情熱に敬意を表します。間違いは、後から見れば基本的な部分の見落としだということがよくあります。
発射当日、航空宇宙院長が結果発表すべきだったが、文在寅が出てきて科学者たちを屏風のように立たせて本人成果のように発表した。これは政治利用ではないか?
この日のことは覚えている。文在寅が遅れて登場して、半分成功などという不思議な言葉で国民を愚弄した。失敗ならば失敗であって、半分の成功とは、何の犬たわごとか?
故障原因を追跡することができるのは、独自の技術力を反証することです。素敵です。
たった一度の発射で膨大なデータやミスの原因も把握できる実力。これが大韓民国の誇りです。
残念な事実ですが、これも発展の一歩です。失敗を重ね、科学技術は発展するのです。韓国科学技術の発展を応援します。次に、より徹底的に考慮して設計すればよいでしょう。
やはり韓国だ。その程度は設計時には予期しないのか?
とのことです。
このトラブルは、ヘリウムタンク固定部の強度不足が根本的な原因だったわけですが、初歩的なミスと言われるのは、打ち上げによる重力加速度を考慮して設計しなかったことを発表したためです。
ヌリ号は1段ロケットで上昇中、地上の重力加速度の4.3倍(4.5G)を受けることになり、それだけ地上よりも浮力が増すことになります。
ところが設計をする際に、地上の重力加速度(1G)を前提としていたため、固定部が耐えられなかったということです。
調査委員会は、「ヘリウムタンク固定部は482kgの耐力が必要だったが、405kgまでしか耐えられない設計だった」と認め、「飛行中の最大加速度に対する浮力を考慮しない間違いがあった」と説明しています。
ある韓国紙は先出の教授の話を引用し、「地上での条件だけを考慮して設計したのは非常に初歩的なミス」とし、「開発に1兆9572億ウォンが投入されたヌリ号が、あえないミスのせいで失敗した」と指摘。
また今回のヌリ号の技術的な山場が「1段エンジンのクラスタリング」だったため、「3段エンジンの点検が疎かになったのではないか」との別の専門家のコメントを紹介しました。
ヌリ号の2回目の打ち上げは、2022年5月に予定されていましたが、現時点では来年下半期に延期されるとのこと。
ヘリウムタンクの固定部と酸化剤タンクの構造強化を進める計画のようですが、そんなに簡単な話ではありません。
というのも、構造強化をすれば基本的には重量が増すということ。
推力にそれほど余裕がないエンジンだと考えれば、他の部位の軽量化を進めなければならないことになります。
さらに設計前提が間違っていたのが「ヘリウムタンク固定部の一点だけ」という方が不自然で、公表されていない設計ミスが他にもある可能性は否定できません。
そうなると大幅な設計変更の可能性も・・・。
かつては、2020年までに月に無人着陸船を送り、2030年には火星、2040年には小惑星探査と夢を語っていましたが、残念ながら少しだけ遅れてしまいそうです。
未来創造科学部(現科学技術情報通信部)が2013年頃に作った資料のロケットには、噴射口がいっぱいついていて、宇宙の果てまで飛んでいきそうな猛々しさがありますね。
のぞみのワンポイントニュース
韓国の大邱地方裁判所浦項支部は30日、旧朝鮮半島出身労働者(いわゆる募集工)訴訟で原告側が日本製鉄(旧新日鉄住金)の資産の売却を命じる決定を下しました。
徴用の事実がない「自称徴用工」が原告となっている一連の訴訟で売却命令が出たのは、今年9月の三菱重工に続いて2例目。
くどいようですが、韓国紙で出てくる「強制徴用被害者」というのは、みずから就職口に応募した普通の労働者で、現在でも韓国人が日本企業に就職すると「後で徴用工となる」と揶揄される由縁です。
韓国の最高裁判所にあたる韓国大法院は2018年10月、原告4人の元募集工に対して原告1人に1億ウォンを支払うよう命じる判決を確定、韓国側が1965年の日韓請求権協定を無視する行動に出ているわけです。
今回、売却命令対象となっているのは、日本製鉄が韓国鉄鋼大手ポスコと合弁で設立したリサイクル会社「PNR」の株式19万4749株(9億7393万ウォン相当)です。
日本製鉄は即時抗告するとみられ、実際に現金化されるには少なくとも数ヶ月、韓国紙では1~2年かかると予測するところもあります。
文在寅大統領の退任までに現金化されることはないようで、ひっかき回した張本人は晴れて逃げ切りといったところのようです。
なお、最近の世論調査で支持率を伸ばしてきている李在明次期大統領候補は、判決の履行を日本側に求めていることから、当選した暁には、現金化がグッと早まる可能性があります。
ネタとしても賞味期限を迎えつつある募集工訴訟問題、そろそろ決着の時だと思いますけどね。
今年最後のネタとしては、パンチ力が足りなかったかな?
のぞみのワンポイントニュース2
「韓国は奇妙な国(This country is weird.)」と、海外でも笑いの対象となったインターネットゲームのシャットダウン制が、2022年1月1日0時をもって廃止されます。
韓国では通称「シンデレラ法」とも呼ばれたこの制度、子どもと青少年たちのゲーム中毒を予防、治療するという目的で一部の市民団体が強固に主張、女性家族部が主導し2011年11月20日から施行されました。
確かに2010年当時、オンラインゲーム中毒の子どもは約87万人いると言われ、深刻な社会問題となっていました。
ただ、子どもとは言え、強制的に娯楽を禁止するという権利侵害の問題やPCオンラインゲームのみが規制対象という不公平性が批判されていました。
特にマイクロソフトの「マインクラフト(Minecraft)」がシャットダウン制の適用を発表してから10代から反発が強くなるとともに、親の住民登録番号を使ってゲームをするなど、実効性も疑問視されていました。
女性家族部は、モバイルゲームではシャットダウン制が適用されず、青少年たちが深夜に利用できるメディアがSNSやOTT(インターネット動画サービス)、YouTubeなど、多様化したことを考慮して、シャットダウン制の廃止を決めたと説明。
「ゲーム利用において青少年の自己決定権と家庭内の自律的選択権が保障される方向で制度が改善された」とし、今後はゲーム産業法の「ゲーム時間選択制」に一元化されると説明しました。
ゲーム時間選択制は、18歳未満の子どもをもつ親や法定代理人が、特定の時間にインターネットゲーム接続を遮断する制度で、年商300億ウォン以上のゲーム会社には導入が義務づけられています。
批判の的となることが多い女性家族部。
ゲームのシャットダウン制の廃止とともに、女性家族部も廃止しろとの声が多いのは気のせいかな?
深夜0時からネットがつながりにくくなるかもしれませんから、今日は早めに寝ましょうね。
いかがでしたか?
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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