2023/02/22
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レジェンド社員
韓国で社会人生活を始めたばかりのMZ世代の予期しない行動に、長く働いている先輩社員が戸惑っているようです。
「MZ世代」というのは、1980年代半ばから1990年代初頭に生まれた「ミレニアル世代」（30歳前後～40歳前後）と、1990年代後半から2010年の間に生まれた「Z世代（ジェネレーションZ）」（10代半ば～20代後半）の2つの世代を合わせたもので、韓国では合わせて使われることが多い新造語です。
MZ世代といっても幅が広いと言えますが、今回話題になっているのはいわゆる「新入社員」です。
職場の匿名コミュニティブラインドに最近、「レジェンド新入社員」というタイトルの投稿があがってきました。
大学入試予備校に勤務しているとみられる投稿者のAさんは、「今日初めて出勤した新入社員がトイレに行って1時間もしてから戻ってきたので、どこへ行ったのかと尋ねたところ、『そんなのは私生活だから聞いてはいけない』と『労働庁に申告する』そうだ」と吐露。
Aさんは続いて、「私たちの会社の業務に学生が書いた自己紹介書を添削するというものがあるが、部長が新入社員の添削したものにフィードバックを与えようと会議室に入ったところ、新入社員が会議室で泣いていた」とし、「泣く新入社員に部長が『相談電話でも受けてみるか』と尋ねたところ、新入社員は『私はコールセンター職員か』という言葉を吐いた」と述べました。
あまりにも信じられない状況が続いたため、職員の間では「隠しカメラではないのか」といった疑惑まであがったといいます。
Aさんは、「面接の時は分からなかったが、『晴れた目の狂人』だった」と綴っています。
彼のいう「晴れた目の狂人」というのは、社会生活を始めたMZ世代を風刺するコメディコンテンツであるクパンプレイ「SNLコリア」のコーナーである「MZオフィス」に登場する俳優を指しています。
何を考えているか分からない「未知の狂気」が感じられる「澄んだ目＝晴れた目」をもつ人という意味で、このような目をもつ人には「気をつけなければならない」という表現で使われます。
「MZオフィス」に出てくる俳優は、オフィスでワイヤレスイヤホンをしたまま働くため、上司の言葉が聞こえなかったり、食堂にいっては箸やスプーン容器の最も近くに座ってまったく動かない姿などを演じたりしているようです。
また他にも、上司のカカオトークメッセージに返信をせず「ハート」だけを残す最年少社員の行動も議論の的になっているようです。
サムスン系列会社に在籍しているとみられるBさんは、「上司のカカオトークにハートをつける新人」というタイトルで「会社の最年少社員は、社内メッセンジャーを使わないで業務のこともカカオトークを使う」とし、「普通メッセージを受ければ『ご苦労様です』とはならないのか、この子は最後のメッセージに「ハート」をつけた」と驚愕した様子で投稿。
それとともに「MZ世代は編組（コンデ）の私たちが皮肉で言っているだけと思っていたが、本当に頭が空の子が多かった」と述べています。
「編組」というのは、「父や教師など年長の男性」を指す言葉でしたが、最近は「旧態の恥ずかしい考え方を他人に強要する人々」を指す言葉として使われていて、先輩社員は「自分が編組となってしまい、僻んでいるだけではないのか」と悩んでいるようです。
「人の振り見て我が振り直せ」ですね。
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
ろくでもないMZ世代は、私の目にはただの世間知らずで、社会性が不足しているとしか見えない。
OO世代、××世代と区分する文化自体が世代葛藤を深化させる大きな要因だ。マスコミが互いに先を争って、広告を出すように引用するのも深刻な問題だ。
勤務時間に席をあけた理由が私生活？何かのたびに、職場の嫌がらせだといって労働庁に報告する。
記者がMZ世代をあまりにも乱発している。MZ世代は40代序盤から20代序盤、会社内で次長から新入社員の年齢なのに、これをひとつにして話している。奇妙と感じないのか？
米国のように会社に解雇する自由を与えなさい。解雇が自由であればすべて解決する。
最近、家庭、学校、社会が正常に回っているか疑問だ。何か言われて気に入らなければ、人権侵害、いじめ、セクハラ･･･、さすがにやり過ぎだと思う。
過去5年間、労働者のためだけに過度な人権だけを叫んだ結果、その余波がいまでも続いている。
私が見たMZ世代は徹底的に利己主義で動く。MZ世代の社会性が高いだって？利己的な嘘まで上手なMZ世代だな。
業務時間に遊んで時間が経つと退勤。仕事が滞っているのに分からないからやらないという。結局その人の分をみんなでやるようになる。会社になぜ来るのか理解できない。
全教組が作った怪物を社会に排出させたために起こった事だ。（笑）
MZ世代でも既成世代でもその人次第だ。MZ世代も礼儀正しくまっすぐ育った若者も多く、既成世代でも考えもしないで行動する人も多い。年齢の問題ではなく個人の靭性の違いだ。
MZ世代をモンスターにしたのは、既成世代の両親ではないのか？
MとZをなぜ一緒にするのか理解できません･･･。問題はMではなくZです。
まぁ、家庭教育が問題なのだろう。世代がそうではなく、ただの社会不適応者だ。一体子供たちをどのように育てたのか･･･、みんな狂人として育てたのか？
世代の問題ではなく、その人間個人が奇妙なのだ。それではMZ世代以外はすべて正しいのか？額に汗して働く誠実で優しいMZもいる。まだ葛藤を助長するつもりなのか？
MZと一緒に働きたくない、道徳的な概念がない。青年失業は自業自得だ。
MZは何だ･･･社会性がなく礼儀も全く見えない。社会性が高いって？人への共感、理解、道徳、配慮はまったくありません。
この頃は本当にいちいち確かめてみなければ･･･、人選を間違えば会社が滅びます。
選んで使う理由があるだろうか？利己的で人間性を喪失したものは、組織社会で迷惑なだけだ。
会社にいくと本当に深刻だ。業務時間にワイヤレスイヤホンを装着しているので注意すると片方だけだと言う。プリンターの用紙が切れたが、自分が印刷する数だけ数えて入れた。
世界中で唯一MZを一緒にして話す国。MとZは分離するのが正しい。大学の新入生と30代のパパママが同じ世代だと？
いわゆるMZと呼ばれる子供たちの職務能力や誠実度は50％前後と見れば妥当のようだ。自己主張は強いが組織適合度はなく、職務義務より権利を前面に出す世代。
生産性で見れば30～40%水準で、給与を支給するのが惜しい世代だ。
世代間の葛藤問題でなく人となりの問題だ。文化が違う外国人でも互いに配慮して共感できるものだが、これは相手の立場を全く考慮しない利己的な行動にしか見えない。
とのことです。
世界から見た韓国人って感じもしないでもありませんけどね。
さて他にも、対話型人工知能（AI）チャットボット「チャットGPT」を遣って始末書を作ったというツワモノもいたようです。
インターンとして勤務していたCさんは音楽ファイルを移すために、会社のネットワークコンピューターにUSBを差し込んだという行為で、会社に始末書を出すことになったようですが、彼はチャットGPTに「私が書かなければならない反省文をA4１ページの分量で書いてくれ」と要求。
それには、「この行動は会社の情報保護とセキュリティを脅かされる行動として大きな問題を引き起こす可能性がある」「今回の事により会社の信頼を失うこともあり、業務上大きな損失が発生することもある」と書かれ、「今後、会社の利益と安全に対する責任感と警戒心を持って業務を遂行する」「会社と同僚に多大な迷惑とご心配をお掛けして申し訳ありません」「このようなことが発生しないように気をつける」と記載されていたとのこと。
韓国人らしからぬ「きちんとした反省文」だったから、バレちゃったのかな？
また他にも、「飲み会の時に肉を焼かずに食べるだけの最年少社員」「休憩時間に戻って来ないでゲームをしていた新入社員」なども話題になったことがあるようです。
ある韓国紙は、果たしてMZ世代の社会性は本当に低いだろうか？」と反問。
韓国青少年政策研究院による「新型コロナ時代MZ世代の社会性発達研究」という報告書を引用し、「MZ世代の社会性が、X世代（1965～1982年生まれ）より『社会性スコア』が高いという研究結果が出ている」と述べています。
この調査は昨年6～7月、13～18歳にあたる後期Z世代の中高生1471人および学校外青少年400人、ほぼ大学生の前期Z世代800人、ほぼ社会初年生の後期M世代800人、前期M世代500人、X世代1300人ら、5271人を対象に行なわれました。
研究チームは、「私は簡単に友達を作った」「私は友人や職場の同僚に先に話しかける」「私は問題や議論があったときに友人や職場の同僚と会話で解決する」「私は学校や職場で決めた仕事は私が嫌でもやる」などの実践頻度や重要度を尋ね、3つのタイプに分類。
最もポジティブなタイプにあたる「一般パターンの高い社会性」に分類された割合は、Z世代中高生（52％）が最も多く、Z世代大学生（49％）、前期M世代（42％）、後期M世代（20％）の順となりました。
そのためMZ世代の社会性が高いという結論になっているようですが、設問の内容からしてあまり有効な分析になっていないように感じるのは、私だけかな？
X世代が「決められた仕事が嫌でもやる」「問題や議論に会話で解決する」などのスコアが低かったというのは、ある意味納得できますけどね。
のぞみのワンポイントニュース
韓国の現代自動車と起亜自動車は、昨年度の実績が良好だったため、職員に特別成果給を支給することにしました。
現代自動車は、昨年の売上高が146兆ウォン、営業利益が9兆8000億ウォンになる歴代最高実績を記録したことから、来月２日、全社員（入社2ヶ月未満を除く）に400万ウォン（約41万円）と株式10株を支給します。
起亜自動車も昨年、売上86兆5590億ウォン、営業利益7兆2331億ウォンの歴代最高実績を記録したことから、同様に400万ウォンと株式24株の特別成果給を支給することにしました。
一方で、現代系列の現代ウィア、現代トランシス、現代モービスなどにも300万ウォンの特別成果給を支給することにしましたが、現代モービスの労組が猛反発。
現代モービスの労組は「300万ウォンでは足りない」と主張し、労組員100人あまりで22日午前6時30分から約1時間半にわたり、本社一階を占拠して座り込みを行ないました。
ちなみに現代モービスの昨年の営業利益は、前年比で0.7％減った状況でしたが、売上が初めて50兆ウォンを超えたため、今月20日に特別成果給300万ウォンが支給されています。
なお、現代モービス労組は昨年も現代自動車と同じ成果給を要求し、奇襲デモを展開しています。
また、昨年の下半期が不振だったため、特別成果給の対象から外れた現代製鉄の労組は激怒。
「特別成果給が支給されないのは許されない」「これ以上現代自動車グループの労働者階級化を許してはならない」と強硬に主張、「特別労使協議会の開催を要求する」と息巻いています。
ちなみに現代製鉄における昨年の営業利益は、前年比で34％も下落。
昨年の第4四半期は、労組のストライキで高炉製品の生産量が5.1％減少したうえ、台風による浸水被害で電炉製品も7.8％減少、そのため2795億ウォンの営業損失を出していました。
現代製鉄労組も昨年、現代自動車と同様の成果給を要求し、社長室と工場長室を146日間にわたり占拠、占拠を解いた後もゲリラストを繰り広げ、工場稼働も一部中断し、下半期の業績悪化を引き起こしました。
結局、現代製鉄側は労組に屈服し、現代自動車と同額の特別成果給を支給しています。
自分の行ないのせいで利益が減って成果給がなくなった訳ですが、労組には「利己主義」のMZ世代が多いのかな？
写真で労組員を見る限り、そうは見えません。「利己的な人間」はMZ世代に限らないってことですね。
「レジェンド労組」って言われてしまいますよ。もう言われているのかな？（笑）
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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