2021/09/01
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迫る「医療大乱」
韓国の保健医療労組が予告したゼネスト期限を目前に控えて、9月1日午後3時から、保健福祉部と保健医療労組が土壇場の最終交渉を開始しました。
今回の交渉は5月から行なわれていた第13次交渉にあたり、直前の8月30日午後3時から31日明け方の午前5時まで、14時間の徹夜による交渉となった第12次交渉でも妥結できなかった残り5つの課題の協議を行います。
労働組合法で定められた調停期限は、9月1日深夜12時まで。
保健医療労組はこの日午後6時から世宗市福祉部の前で、ゼネスト前夜祭を行ない、当日中に合意できない場合は、9月2日午前7時から無期限のゼネストに突入します。
このギリギリの最終交渉にあたり、金富謙首相とクォン・ドクチョル保健福祉部長官が交渉現場を訪問、保健医療労組委員長と面会、感謝の意を表明し、円満な同意を要請しました。
金富謙首相は、「(コロナ状況化で)あらゆる犠牲をものさびしく耐えられている(医療従事者の)皆さんの絶叫に対して、もう一度感謝と申し訳ない気持ちを表する」と発言。
続いて、「回答できることから高速処理し、政府の意志だけでできない部分は綿密に検討し、労組の要求事項を議論したい」とし、「政府は皆さんと合意すれば、貫徹して約束を守るので、大乗的決断をしてほしい」と要請しました。
これまで保健医療労組は、重ねてゼネストを強行する立場を明らかにしています。
先月31日には緊急談話を通じ「ストライキ背水の陣として協議を継続する切迫した心情」「コロナ最前線の医療人材は、ストライキが辞職を踏みとどまる最後の希望、今崖っぷちに立っている」と主張しました。
保健福祉部と保健医療労組はこれまでの交渉の過程で、労組が提示した22個の事項のうち17個についてはある程度合意に達していて、残るは次の5個の事項。
「新型コロナ感染症専門病院と対応医療人材の基準と生命安全手当の制度化」「公共医療拡充の詳細な計画の提示」「看護師人材あたり患者数の基準の法制化と規則的な交代制勤務制度の施行」「教育専門担当看護師の支援制度の全面的な拡大」「夜間看護料など看護師の支援策全体の拡大」です。
保健福祉部は基本的な方向性については共感を示すものの、人材の採用方法や補償レベルでは意見が相違、看護師1人あたりの患者数も看護師の需給問題や病院毎の偏りの問題、医療システム全般に与える影響も考慮しなければならないと慎重な構え。
また公立病院の拡充計画に関しても各地域の需給バランスや自治体の意向も確認する必要があるほか、財政当局との協議が必要になることから、すぐに解決できないとの立場です。
9月2日からストライキが強行された場合、最も懸念されるのがコロナ感染検査と実際の診療に支障が出ること。
保健医療労組に医師は加入していませんが、労組員5万6000人のうち看護師が半分以上を占め、残りは看護補助者、臨床病理士、物理治療師、そして病院事務職などで構成されています。
そのうち、感染病専門担当病院の組合員約1万人を含む、約4万人がストライキに参加するとの見方もあり、4次流行真っ只中、医療体制に多大な影響が出ることは避けられない状況。
労組側はストライキ時にも応急室、集中治療室、分娩室、新生児室など、生命と直結する業務には必要な人材を維持すると明らかにしていますが、コロナ感染選別検査所とワクチン接種センターなどは運営に支障がでるとみられます。
特に、ストライキ対象の医療機関となっている104病院の大部分は、コロナ患者を受け入れる大型病院、民間医療機関もコロナ検査を行なう全体の約12%にあたります。
万一の事態に備え、保健福祉部や各自治体は、緊急センターの24時間緊急診療システムを維持、平日診療時間の拡大、非労組病院に協力を要請するなどの対応を行なっています。
韓国が懸念する「医療大乱」、ゲームソフトのような呼び方ですが、かなり切実な状況のようです。
ただ、決断を迫られている「公共病院の新築拡大」に関し、来年度の政府予算案には「ゼロウォン」、つまり一円たりとも計上されていないってことは内緒ですよ。
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
ムン災害はいま、言論仲裁法で忙しいのです。
そのままストライキしてください。それほど苦労して死にそうになりながら仕事をしても、このポカ政府は犠牲を強要するだけです。ストライキを支持します。
自営業者もこれ以上耐えられない。私たちはデモもストもしないようにして。私たちは国民ではなく、犬豚なのか?ワクチンはいったいどこだ? アパートはなぜ暴騰したのか?
本当にどうにかしてくれ、文在寅、ちょっと出てこい。朴槿恵より出てこない大統領。無能力で、約束をわざわざ守らない悪人大統領. 話だけ立派な詐欺師。
この困難な時期に献身した人たちをきちんとした待遇もしていなかったのか?とんでもないことだ。理解する、必要な分だけ手当を支払いましょう、応援します。
段階的に格上げしろ。医療スタッフが崩れると、本当に絶望的である。企業の経営者の比ではない。
この機会に業務分担をはっきりするべきです。医師が自分の利益だけのために働く医療関係者は眼中にない。公共医療機関の拡充、医師は今の2倍に増員しましょう。
新規採用ではなくお金で解決するべきだ。コロナが終わったら、保健所看護師が余剰人員となってしまう。
昨年は専門医たちもストライキをした。当時も今もコロナ事態が深刻なのは同じ状況。その間、中下位の医療関係者の犠牲で、上位グループの医療関係者が守られてきた。
この際、全国の看護師、補助者は積極的に参加して処遇環境改善を自らすべきだ。言葉だけの慰労は発展がない。全国の病院が存在価値を認めるよう参加しなさい。
国会議員を1/3に減らし、その予算で看護師、医師、福祉に回そう。無駄な国会議員が多すぎて、歳費もとても多い。
保健労組のように純粋な労組は文在寅の関心の外です。民主党の関心は、従北金属労組のみです。
ムン災害がK防疫を必死に宣伝しているが、医療陣が真の防疫ヒーローだ。災害支援金をまくお金があるのなら、苦労している医療スタッフに配ってやれ。
もっと早く医療スタッフは脱出し、ムン災害がつくった医療体制を前もって崩壊させるべきだった。100%支持する。
医療スタッフがストライキを始めたら即時、韓国の市民全体も室内外でマスクをとって、コロナ前の日常に復帰しなければならない。
コロナ時局を悪用した交渉ではないか?どうせマラソン交渉の終わりは劇的な妥結の演出。悪いけど、極限現実と患者を人質とするストライキは国民から支持を得られない。
保健医療労組と民主労総との関係と、政府との裏取引も調べなさい。保健労組が正当な対価を要求するのは理解するが、公共医学部設立の主張は語義がない。左派と組んでいる。
純粋な看護師からなる保健労組ではなく民主労総所属。公共医大に入り込んで、医療を自分達が牛耳る魂胆だ。コロナで大変といったスローガンがコロコロ変わる民主労総と同じ。
公共病院をなぜ増やすのか?作れば赤字病院なのに、勤務者の労働環境が良くなるのか?
大韓民国の医療費は10倍上がってもOECD平均だ。医療費で見れば大韓民国は最貧国だ。どうしたらその中で仕事をする労働者の待遇が良くなるのか?お金がないとダメだ。
とのことです。
韓国の保健当局は9月1日、モデルナ製ワクチン600万回分の今週入荷予定が遅れた場合、接種計画に支障が出ると明らかにしました。
モデルナワクチンは今月5日までに供給される予定でしたが、現時点では進展がないとのことで、秋夕までに3600万人が1次接種を終えるとの目標が達成できない可能性が出てきました。
この600万回分に関して保健当局は2日前、「文書で契約上コミットされたものではなく、政府代表団が米国を訪問して協議した結果、メールで回答を得た」と説明。
モデルナ社と「供給を確定していた」と強調した物量は、契約書などのエビデンスがまったくない状態だと判明しています。
韓国政府が契約したモデルナワクチンは4000万回分、先月23日に供給された101万7千回分をあわせても、契約量の8.68%しか国内に供給されていないため、ファイザー製も含めたmRNAワクチンの1次と2次の接種間隔を4週間から6週間に伸ばしている状況です。
一方で、韓国政府はルーマニアとワクチンスワップ契約を行なったようで、ルーマニアに医療物資を提供する代わりに、ファイザーワクチン105万3000回分、モデルナワクチン45万回分の提供を受けることになりました。
ファイザーワクチンはベルギーで生産されたもので有効期間が9月30日までですが、早ければ9月2日と8日に分散して韓国に到着。
モデルナワクチンはスペインで製造されたもので有効期間は11月12日から12月5日まで、こちらも9月8日に韓国に到着予定、18~49歳を対象に接種をする予定だとのことです。
ゼネストに突入したら、もしかして打ち手も減ってしまうのかな?
のぞみのワンポイントニュース
日刊ゲンダイは9月1日、テレビ朝日系列の「朝日放送(ABC)テレビ」のスポーツ局の社員ら7人が、「まん延防止等重点措置」発令中の7月9日、「打ち上げ」を行なっていたと報じました。
記事によるとこの7人は、8月8日に放送された甲子園特番「驚学甲子園」のスタッフで、うち1人は朝日放送テレビのプロデューサー。
7月9日当日は番組の収録日だったらしく、7人は時短要請に従わない焼き肉店で19時頃から酒を飲みはじめ、打ち上げは4時間以上、23時半ごろまで続いたとのこと。
この焼き肉店は、本社の窓から参加者がわかるほどの至近距離。
当時、店のある大阪市では、「酒類の提供は19時まで、閉店は20時、入店は1グループ2人」との要請がされていましたが、いっさい無視。
朝日放送テレビ関係者からも「誰が参加しているかすぐに分かる」「会社から会食するなと強く言われているのに堂々としたもの」「ホントにスポーツ局は緩い」「こんな時期に何をしてくれる」と非難を浴びているとのこと。
日刊ゲンダイが朝日放送テレビ広報部に取材したところ、「会食していたのは事実」と認め、「会社から厳重注意を受け、本人たちも深く反省している」とのこと。
ただ、さらに強く聞いたと思われる記者に「処罰?会社から厳しく注意されたということです」と逆ギレ状態。
やはりこの系列の会社は、自助作用も働かなければ、「反省」という言葉を理解していないようです。
「謝罪と賠償」という言葉だったら理解できるかな?
ところで、密なイベントの代名詞となった「NAMIMONOGATARI2021」と、その影になんとか隠れた格好の「フジロック・フェスティバル21」。
この2つの参加者への診療を拒否する医療機関のものと思われる告知がTwitterに投稿されました。
マスコミも追加しちゃって、いいんじゃないですか?
いかがでしたか?
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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