2022/10/25
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3度目の失敗
フィリピンのセブ国際空港(Cebu International Airport)で23日(現地時間)、乗客162人と乗組員11人を乗せた大韓航空の旅客機KE631便(エアバスA330)が着陸に失敗、滑走路をオーバーランし、機体が大きく損傷する事故が起きました。
幸いにも火災の発生もなく、人命被害もありませんでしたが、数人が軽傷を負ったとのことで、空港内クリニックで治療を受けたとのことです。
この事故でセブ国際空港は一時閉鎖、当初24日午後2時頃までに運行を再開するとのことでしたが、事故機の撤去作業が思いのほか難航。
同日午後5時頃には、離陸距離の短い航空機のみ臨時許可が出されましたが、25日早朝の時点で着陸は許可されていません。
セブ国際空港は11月7日までの2週間、午前5時から午後4時59分までの時間制限を設けて滑走路を使用すると発表しています。
23日午後7時30分、仁川空港から飛び立った当該機は、当初セブ国際空港に同日午後10時(現地時間)到着予定でしたが、悪天候などにより予定よりやや遅れて着陸態勢に入りました。
「空港の上空は大きな積乱雲が発生していて、たまに突風も吹いていた」「視界が数百メートルも無かった」状況と伝えている韓国紙もあり、悪天候だったことが事故要因の一つとしてあげられています。
当該機は着陸を試みた1回目、機内放送で「気象がとても悪いためゴーアランウンド(進入時に着陸を断念し再上昇すること)を行なう」と連絡。
2回目の着陸を試みた時に強い下降気流(ウインドシア)に遭遇したとし、その際に当該機の車輪が滑走路に激しく衝突した様子、再び機長はゴーアラウンド(着陸復航)を行ないました。
乗客も「2回目の着陸のときにドンというあまりに大きな音がした」「飛行機の揺れが尋常ではなかった」と述べています。
一部の記事では、二回目の着陸復航後、「油圧装置をはじめとするエンジンブレーキ系統に同時多発的に問題が生じたメッセージが表示された」とし、車輪が地面に触れた際、ブレーキ系統が故障した可能性があると指摘しました。
当該機はその後、30分ほど上空待機をした後、「緊急着陸」を決定。
当該機の機長は、着陸後マニュアルブレーキを使って機体を制御しようとしたものの、「大雨の影響で滑走路に水が溜まって滑りやすかった状況」で、「(マニュアルブレーキでは)制動が容易ではなかった」とのこと。
取材に答えた別のパイロットも「強い加速状態で間違って操作をすればタイヤを損傷し、飛行機が横転したり、滑走路横に離脱して大きな事故になる」とし、「オーバーランはしたが、最悪の状況で最善の結果を出した」と述べています。
当該機は、「到着予定時間より約1時間遅い午後11時7分頃に到着(?)」、乗客乗員173名は、緊急スライドで機体から脱出し、ホテルなどに向かったとのことです。
確かに人命被害が避けられたことは不幸中の幸いですが、当該事故を受けて、他社の航空機は別の空港に迂回しています。
それほどの悪条件のなか、着陸を強行したことに疑問の声もありそうです。
ちなみにセブ国際空港の滑走路は3300メートルだそうですが、これが長いのか短いのか、私にはわかりません。
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
滑走路の終端が近づいて進む機体を止めるためにすべての力をつくした機長に敬意を表します。
人命被害がなくて幸いですね。最善を尽くした機長、副機長、クルーの方々に拍手を。
とにかく人命被害のない緊急着陸は成功したと見なされるべきです。
機長に拍手を!ヒーローです。
大韓航空の人ですか?他の国の飛行機は正常に着陸したことを知っていますか?他の航空機のパイロットは神ですか?
他の国の旅客機に乗ってみると、大韓民国の機長たちの運行能力がレジェンド級だということが分かる。他国の旅客機がジェットコースターとすると、韓国はシモンズベットだ。
お疲れ様でした。航空機の中にあるすべてのファブリック製品が難燃素材なので、火災が予防できたのだと思います。
空軍出身の機長ですか?すごいです。悪天候の中、100%手動着陸。韓国のパイロットは他の国のパイロットより優れています。
機長のせいにしないでくれ。この機体は中大型機なので周辺に回航する空港がない。セブ空港の滑走路はそれほど長くはないが、他の小型機の着陸には充分だったのだろう。
大韓航空の機長だったからここで止まったらしい。大韓航空でなければ、大惨事になっていたと思います。
やはり大韓航空エースパイロット!
視野が確保できた状況で着陸事故がおきたら当然機長の問題だが、視野も確保できずシステムは故障して滑走路には穴が空いていた、大きな事故にならかったのは珍しい。
人命事故がなかったのは良かったが、なぜ気象条件が悪いのに無理に着陸したのですか?気象条件マニュアルで可能だと判断したのか?
あまりに機長の賞賛文が上がってくるようだ。他の航空会社の飛行機は着陸が上手だったというが・・・。
他の飛行機はすべて上手く着陸していた。あの時も滑走路は一つなので、5分に1機が着陸していたのだ。
夜の天気はあっという間に変わる。豪雨に横風にILS故障で無線航法しなければならないのであれば、状況は最悪だ。
VFR(有視界飛行)ができる気象条件でなければ、代替空港に行くベきだと思うが、判断ミスではないか。
ここに投稿している連中は、回航したら休暇を台無しにしたことを補償しろと言うのではないか。(笑)
人命被害なく終わっただけでも幸いな状況なのに、着陸が失敗したかのような記事を出してはいけない。
セブ空港が閉鎖されて、他の航空機は近くのクラーク空港に回航していると報じられている。2回も試して着陸が難しいほど気象が悪いのに、なぜ無理して緊急着陸したのか?
とのことです。
ある韓国紙は、ノータム(NOTAM、運航情報公示)を確認した結果、セブ国際空港は少なくとも9月2日から11月2日まで、無線着陸援助装置(ILS)が作動していない状態だったと伝えています。
つまり、悪天候時に自動で安全に着陸するための「核心安全施設」がない状況で、「機長は機体GPSと決められた着陸経路、パイロットの肉眼に依存して着陸しないといけない環境だった」と指摘。
さらにこの日は、「滑走路の一部にポットホール(Pothole)があるので注意せよ」との公示があり、「危険要素が多かった」と主張しています。
なるほど、韓国の空軍パイロットは、穴に落ちるというトラウマを抱えているようですからね。
ただ、別の韓国紙は「セブ空港のILSが機能していないのは少なくとも10年以上」で、別のパイロットは「セブ空港はILSが機能せず、もともとVOR(超短波全方向式無線標識施設)で接近することをパイロットはみな知っている」とし「大雨で着陸が容易ではない状況だったと(事前に)見なければならない」と指摘しています。
またこの韓国紙は、当該機の機長が他の空港に回航しなかったのは「強圧的で処罰中心にパイロットを統制する大韓航空の特性」があるとし、「会社の指示を仰いで不適切な判断をした可能性がある」と主張しています。
そして、みなさんの記憶にもあるように、大韓航空が起こした大きな事故は今年の1年だけですでに3件目。
今回の事故のわずか1ヶ月前の9月29日、英国ヒースロー空港で、離陸のために滑走路に向かっていた大韓航空機(ボーイング777)の左翼とアイスランドエアー航空機の尾翼が接触する事故を起こしています。
さらに7月10日、トルコのイスタンブール国際空港から離陸した大韓航空機(A330)が、約2時間後にエンジン1機から発火、アゼルバイジャンのバクー空港に緊急着陸しています。
また韓国内でも、航空機牽引車の点検をしていた30代の作業者が車体に挟まれ死亡したり、航空会社の業務用車両が歩行者に接触したり、滑走路内で車両同士が追突したりする事故が発生。
今年1~4月だけで航空安全指標に違反した事例が22件も発生しています。
これは新型コロナの影響で、韓国航空業界の長期無給休職、人員削減の影響が出ていて、地上スタッフからパイロットに至るまで、人員不足・技量不足が発生しているとの指摘も出てきています。
お忙しいようですから、日本便はなくしてしまってもよろしくってよ。
また日本の空港の「核心安全施設」を壊されても困りますからね。
のぞみのワンポイントニュース
自動車博物館の床に自身の手を瞬間接着剤で貼り付けた挙句、わずか数時間で手が痛くてトイレにも行けないと泣きを入れた自称活動家が逮捕されました。
お馬鹿な事件が起きたのは、ドイツのフォルクスワーゲン本社敷地内にある自動車博物館のアウトシュタット。
気候変動に抗議をしているという自称研究家グループ「サイエンティスト・レベリオン」の活動家15人が、水曜日(おそらく19日)の夜遅く、アウトシュタットを占拠、そのうち9人が建物内に浸入し、ポルシェパビリオンの床に自分の手を張り付けました。
彼らは「フォルクスワーゲンが運輸業界の脱炭素化に向けて閣僚に働きかけることに同意するまで、抗議を続ける」とし、ハンガーストライキを敢行したとのこと。
ところがそのわずか2時間後、警備員は照明を落とし暖房もオフにして、その場を去った様子。
彼らは食べ物もなく、フォルクスワーゲン側が排便用のボウルを持ってくることを拒否したとさっそく泣き言を言いだしたようです。
ちなみに建物外部にいたサポート役の7人には、「建物内に物資を持ち込まない」ように要請していたとみられます。
そして、そのうち一人の活動家が「床にくっついたままの手が腫れている」と訴えはじめ、診察に訪れた医師から「血栓の心配がある」と伝えられて、デモ開始からわずか24時間ほどでギブアップ。
彼は「私の健康が最優先事項だ」と語り、「この素晴らしいグループから去ることを受け入れた」とのセリフを残しながら病院に運ばれたとのことです。
さすが、典型的なエセ環境家によるエゴ活動、恥ずかしい顛末を迎えてしまいました。
その後、数十人の機動隊員によって残りのメンバーも相次いで逮捕、彼らの決意はわずか数時間で、生きていれば当然発生する生理現象に打ち負けてしまいました。
そういえば、ニュージーランドのアーダン首相は11日、牛などの家畜のげっぷや尿によって温室効果ガスを排出する農家に直接課税する計画を発表しました。
ニュージーランドの農家は、人口の2倍以上に相当する牛を飼育していて、温室効果ガスの約半分が農場から排出されているようです。
つまり人による産業だけではなく、人間の生命活動自体が温室効果ガスを排出していることにもなるでしょう。
そう考えれば、人間一人一人に「炭素税」でも課す必要があるように感じます。
増税すると言ったら、自称活動家の人たちはどんな顔をするのでしょうか?
活動家自身が脱炭素の生活をしてみるなど、自発的に動かないと説得力がありませんけどね。
もちろん活動家の人たちの自宅には、太陽光発電システムが備えられていて、少なくとも電気くらいは自給自足しているんですよね?
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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