商業捕鯨30年ぶり再開へ

2019年4月

2019/04/18

今日は日本の国際捕鯨委員会 脱退について話していきたいと思います。

IWC_脱退へ

2018年12月、日本政府はIWC_国際捕鯨委員会からの脱退を決めました。再三にわたり商業捕鯨の再開を提案していましたが、却下され続けています。2019年7月からは脱退に伴う商業捕鯨が始まり、家庭の食卓にもクジラ肉が出るようになるかもしれません。

IWCとは?

オーストラリアや英国、米国などの半捕鯨国が中心となっている国際機関で、クジラの保護を訴えています。クジラの数が減っているなどの理由から82年に商業捕鯨の一時停止を決めています。

食文化としてのクジラ

日本では第二次世界大戦後の食糧難の時代に貴重なタンパク源として重宝されていました。88年に商業捕鯨をやめてから、あまり口にする機会は無くなりました。でも、調査捕鯨として捕獲された鯨がクジラ料理店などで食べられています。

堪忍袋

日本はクジラの生態を調べる調査捕鯨を行い、数が回復していることを報告し、商業捕鯨の再開を訴えていました。科学的根拠をもとに証明しても、半捕鯨国は「かわいそう」などの感情論で強く反発しているため、もはや合意できないと判断したようです。

脱退の是非

私たちの食生活にクジラ肉は浸透していません。スーパーに並んでいたとしても買うでしょうか?もちろん、国際機関からの脱退という決断は、国際社会からの批判も受けます。海洋資源国の日本が、自分たちの資源を守ろうとしたときに、大きな足かせになるかもしれません。

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