2024/08/31
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突然消えた車
韓国ソウル西大門(ソデムン)区延禧洞(ヨニドン)の車道で路面の一部が崩落し、乗用車が転落する事故が発生しました。
巻込まれた乗用車を運転していたAさん(82)は重症を負って病院へ搬送、同乗者のBさん(79)は、救助された際は心肺停止状態でしたが、心肺蘇生術が功を奏し、現在は意識も戻ったと報じられています。
この事故が発生したのは、8月29日の午前11時26分頃、片側4車線の大通りのど真ん中に、車がすっぽりと入るような形で、横6m、縦4m、深さ2.5mの穴(シンクホール)が空きました。
今回の事故では、乗用車が転落した場所に丁度都市ガスの配管が通っていて、車両がガス管に接触していた模様。
ガスが漏れるような事態にはなりませんでしたが、一歩間違えば、ガスに引火して爆発するといった大惨事に繋がりかねない状況でした。
事故の直前、たまたま現場を撮影していた区議会議員は、「午前10時頃に自分で車を運転してこの区間を通過したとき、道路が普段よりも凹んでいるように感じた」「1時間後に反対側の車線を通った時、車両が激しく揺れていた」と説明。
気になって撮影し、区役所の職員に連絡して確認するよう依頼した約7分後、車両が地面に飲み込まれてしまったようです。
3日に2件以上発生していたとされる韓国でのシンクホール現象は、特に大雨が降る夏場によく発生するようです。
集中豪雨により下水管に雨水が大量に流れたとき、老朽化した下水管の損傷部分から漏れ出した排水が、周囲の土を流してしまい、アスファルトの下に空洞ができてしまうとのこと。
ただ今回できたシンクホールの下には、使用されていない上水道管とガス管のみがあり、下水管は通っていなかった様子。
現場から約170mの場所で、雨水ポンプ場の流入管工事が行なわれていたとのことで、専門家は、「この工事によって地盤が弱くなるとともに、車両の通過による周期的な振動が加わったため」と分析しています。
ソウル西部道路事業所などによると、この事故の後、8車線全体を約1㎞の区間で地表透過レーダー(GPR)探査を実施した結果、事故現場から30m離れた場所で、道路の沈下を確認。
この場所は、下水管の接続不良が原因だったと報じられています。
ただ、ソウル市は今年5月、同じ区間でGRP検査を行なっていて、その時に空洞は確認されていませんでした。
その時の調査がいい加減だったのか、わずか3ヶ月ほどで急速に空洞化が進んだのか、それは誰にも分かりません。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、2021年に公開された「奈落のマイホーム」(英題:Singkeuhol)という韓国映画があります。
これは、11年の節約生活を経て買ったソウルの高級マンションが、2週間後、突如発生した巨大なシンクホールにより、地下500mに落ちてしまうという内容。
韓国では、リアリティのあり過ぎる映画だったのかもしれませんね。
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
あの場所はかつて川が流れていた場所。アスファルトを被せたからといって水路が完全に消えるのか?ソウルにはあのような場所が一つや二つではない、全面的な調査が必要だ。
無計画な開発の現実。
これからも無数に起こるだろう。今も地下鉄がほぼどこにでも通っているのに、軽量鉄道だとかなんだとか、どんどん掘り続けている。いつかドカンと沈み込むのではないかと思う。
こんな記事にも左派政権のせいだと言うコメントを見ると、保守派がなぜバカにされるのか分かる気がする。犬が通り過ぎてたわごとをしても、前政権のせいにしそうだ。(笑)
私は映像を見て中国かと思いました。本当に恥ずかしいことです。老夫婦が韓医院でしっかり治療を受けられることを願います。
地下鉄を作るためにソウル市内にトンネルを掘りまくったんだから、予想された問題ではないかと思う。無分別な地下鉄工事で、江南で大きな事故が起きるだろう。
北朝鮮がトンネルを掘ってソウルまで来たのか?トンネル探査隊によれば、トンネルがあると言っていたぞ。
大規模な団地を建設すると言っているが、あらゆる場所で穴が開き、大混乱になるだろう。地下空洞で大爆発が起これば、ソウルは一瞬で火の海になり、建物が崩れて大災害が起きる。
ハインリッヒの法則を適用すると、シンクホールによる大事故が予想される。事故が起こらないことを願うばかりだ。
本当に見るだけでもぞっとする。怖くて運転するのが嫌になる。大々的に事前の道路安全点検が必要だ。
もうソウルはすべて地下化されているので、これから頻繁に起こるだろう。地下化は地域エゴで行われているが、結局ブーメランのように自分たちに返ってくる。
まだ後進国を脱していない国!地盤沈下の前兆があったのに、関心がなかったとは・・・。
国が破綻している・・・。これは誰のせいなのか?
我が国は地下水が広く分布しているから、雨が降ると道路の下の土がすべて流されてしまう。骨組みがないのだから、コンクリートが何トンも耐えられるわけがない。
これは当然の災害だ。あれだけ多くの人口が集中し、ビルで使用する地下水の井戸は無数に掘られ、地下空間ができないわけがない。いつかビルがすっぽりと沈む災害が起こるだろう。
これから道路の床は土で埋めずにコンクリートで埋めてください・・・、不安です。ここは中国ですか?
漢江周辺は堆積層で、地盤が弱くて崩れやすい構造なんだ・・・。そんなところに超高層ビルを建てたらどうなる?いずれ全て崩れるんだよ・・・。シンクホールは当然のことだ。
大統領を一人間違えて選んだせいで、こんな国になったんじゃないか?国民が死のうが生きようが、民生は後回しで、政治報復ばかりしている検察政権。もう、うんざりだ。
とのことです。
シンクホール事故は、各地で相次いで発生しています。
今月21日には釜山市沙上(ササン)区の道路で直径50㎝、長さ1mのシンクホールが発生し、SUV車両が落下、運転者が負傷しました。
しかも、この周辺だけで昨年から9件もシンクホールが発生していて、どこからともなく流れてくる水で復旧作業は難航しているとのこと。
釜山市では、GPRを装着した車両を使って1日約30㎞を探査していますが、平均10㎞あたり3つのシンクホール兆候が検出されているようです。
また、シンクホールの発生が、全国で最も多い京畿道。
今年6月24日に、平澤市で老朽化した上水道管が破裂、それでできた長さ5m、幅2mのシンクホールに、タクシーが巻込まれる事故が発生。
他にも、水原市庁駅交差点で7月11日と20日に相次いでシンクホールが発生、7月23日にも高陽市一山西(イルサンソ)区の道路で幅3m、深さ2mのシンクホールが発生しています。
国土交通部と国土安全管理院の資料によると、2019年から昨年6月までに韓国の全国で発生したシンクホールは合計879件で、そのうち下水管の損傷が396件、全体の45.1%を占めています。
ちなみに、879件のうち188件は京畿道で起きていて、全国最多都市の住民は、いつハマるか分からない落とし穴の恐怖に打ち震えているようです。
ソウル市でも毎年、さまざまな地下空洞調査を行なっている様子。
今年も、8月までに5787㎞の道路を調査し、559件の空洞を発見、事故が起きる前に事前に改修工事を行なっています。
ただ、5月の定期点検で異常を発見できなかった今回の事故現場。
いたちごっこの様相を呈していますが、一度全てをリセットして、はじめからやり直した方が良さそうですね。
のぞみのワンポイントニュース
イースター航空特恵疑惑を捜査中の検察は8月30日、文在寅元大統領の娘ダヘさんの自宅を家宅捜索しました。
これは、ダヘさんの元夫、ソ氏がタイ系の格安航空会社「タイ・イースタージェット」に特別採用された疑惑に関連しています。
検察は、韓国のLCC「イースター航空」の創業者であるイ・サンジク元議員(当時、共に民主党)が、中小企業ベンチャー振興公団の理事長に就任した見返りとして、自身が実質的オーナーを務めるタイ・イースタージェット航空の専務理事として、航空業界経験がないソ氏を特別採用したとみています。
ダヘさん一家は、結婚してからも収入がなかったため、文在寅夫妻が生活費を支援していましたが、ソ氏がタイ・イースター航空に就職した後に支援を打ち切っていて、タイ・イースター航空から受け取った給与が、実質的にはイ・サンジク元議員からの賄賂だったと考えているようです。
専務理事となったソ氏は、給与として毎月800万ウォン(約90万円)、およびダヘさん一家のタイ移住資金として賃貸料約350万ウォンなどを受け取り、総額で2億ウォン以上を手にしていた様子。
イ・サンジク元議員は、青瓦台の人事検証過程で中小ベンチャー企業振興公団の理事長として「不適格」とされていましたが、誰かさんの神の一言で、復活就任したようです。
ちなみに、これらの疑惑を検察に告発したのは、市民団体「正義の人たち」。
韓国では、正義感の強い人が多いようですね。(それにしても本丸はしぶとい)
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