2023/05/02
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米国万歳の代償
韓国の通貨ウォンの対ドル価値が、今年4月、主要26ヶ国の通貨のうち3位となる下落幅を記録していたことが分かりました。
ただ3位とはいっても、今年2~3月に前年比100%を超えるハイパーインフレに見舞われているアルゼンチン、ウクライナ侵攻で戦況悪化が伝えられるロシアに次ぐ順位で、実質的には世界1位といっても過言ではありません。
ウォン安は貿易収支のさらなる悪化にも繋がることから、金融当局は5月2~3日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で米国の基準金利が引上げられるかをドキドキしながら見守っていることでしょう。
4月28日のソウル外国為替市場でウォンドル為替レートは、前月末比2.7%ウォン安ドル高の1ドルあたり1337.7ウォンで取引を終えました。
同じ期間で、対ドルでウォンより下落した通貨はアルゼンチンペソ(-6.1%)、ロシアルーブル(-2.8%)のみ、平時の国?としては、もっとも大きく下落した格好です。
なお、日本(-2.5%)、中国(-0.6%)、台湾(-0.7%)と比べてもウォンの下落幅は大きく、また、ユーロ、日本円、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、スウェーデンクローナなど、主要6ヶ国の通貨に対する米ドルの強さを示す「ドルインデックス」は0.9%下落。
つまり、ドルの通貨価値は主要通貨に比べて下落している状況にもかかわらず、ウォン安が進んだということは、よりウォンの通貨価値が落ちたということを意味します。
12月決算法人が多い韓国では、配当が4月に集中することから、もっとも「ドルの国外流出」が起きやすい時期。
それとともに、貿易収支が1年以上赤字収支を続けていることも、ウォン安を煽ることになりました。
また一方でウォン安は、原材料が高騰している今、さらなる貿易収支を悪化させる要因ともなり、経常収支の悪化を招くことに繋がります。
ただ、韓国の最大貿易国である中国の輸出減少傾向は今なお鋭意継続中。
しかも、中国の主要貿易相手国のなかで、韓国の対中輸出がもっとも落ち込んでいることが明らかになっています。
4月30日、中国海関総署(関税庁に相当)が発表した貿易統計によると、今年第1四半期(1~3月)における韓国の対中輸出額は382億ドル(約51兆2000億ウォン)で、昨年第1四半期より28.2%も減少しました。
韓国と同様、半導体輸出の割合が高い台湾の輸出も28%減少していますが、日本(-19.5%)、米国(-1.7%)などの輸出減少幅は比較的小さく、中国の主要貿易23ヶ国・地域の中で、「韓国の減少幅が最大」となってしまいました。
なお、今年の第1四半期の対中輸出は、米国(463億5000万ドル)、台湾(444億3000万ドル)、オーストラリア(391億2000万ドル)、日本(386億ドル)、韓国(382億ドル)の順。
これまで韓国は、中国の輸入相手国としては台湾に次いで2位でしたが、この第1四半期で5位に落ちてしまった格好です。
もちろん韓国としては、対中貿易の改善が韓国経済立て直しの要諦と考えていますが、中国政府は先日の米韓首脳会談に怒り心頭、中国当局は「経済報復」まで言及する始末。
中国官営のグローバルタイムズは、米国の「核の傘」を強化するとの「ワシントン宣言」などを取り上げ、中国の経済報復による「韓国の損失は米国の与える利益よりも大きい」と警告しています。
熱唱した「アメリカン・パイ」が「アメリカ万歳」に聞こえたのかな?
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
今日、韓国の貿易赤字は14ヶ月連続を達成しました・・・、どうするのか、尹錫悦。私たちは愚か者を選んでしまった。
米国との通貨スワップで、ウォンの価値を高めてください。
ウォン基軸通貨論を語っていたおじさんは、何をしているのか?
文在寅が5年間でお金をたくさん印刷したので、ウォンの価値が落ちたのだろう。
ドルスワップすればいい。私たちの友邦は米国だ。プーチンのような金日成、金正日、金正恩の3代世襲独裁権力である北朝鮮は、中国とロシアが友邦なのだ。
IMF以降で最大の貿易赤字、そして為替レート・・・、株式はすべて下がる。
世界中の主要国は経済成長率の見通しが上向きになっているが・・・、韓国だけが唯一下向きの展望である・・・、さらには戦争中のロシアでさえ上向きなのに。
アメリカン・パイが好きで外交を上手にすれば、お金の価値が暴落するのか?これが先進国なのか?
中国輸出が反騰するだと?何を言っているのか?期待することが違うのではないか?
これまで日本が滅びるとか、日本に勝ったとか言っていたのに・・・、大韓民国が滅びそうだ。
為替レートは国力と国格のバロメーターである。尹政権になって、ずっと下り坂だ。
これまで中国から莫大な貿易黒字を記録していたが、尹錫悦になって関係が悪化し、気づいたら赤字国に転落していることが問題だ。
金利を上げない韓銀総裁と大統領のせいでウォンが暴落している。これは国ではない!
9月まで残り数ヶ月を切った。本当の時限爆弾はそこで爆発する。しっかりと生き残らなければならない。
2018年の大韓民国のGDPは1720億ドル、2023年のGDPは1721億ドル。他国が20~30%上がるなか、文在寅は5年で何をした?国の借金だけ増やして、成長より分配だと?
果たして外国為替保有高でどのくらい防御できるだろうか?不動産が暴落するなか、金利は上げられず、対外貿易赤字は歴史上最悪を続けているのに・・・。
アルゼンチンが見えてきました。サムスン、SK、現代まで全部非常、一生懸命売り込んできた原発販売も非常事態に直面しました。
国民の力が目指していたベネズエラをついに超える時が来たんだな。
世界中が景気低迷とは正しいのですか?大韓民国だけが低迷しているようです。
愚か者たちは、日本の負債がすごいと言う。だが、どんなことがあっても日本が先に滅びることはない。日本は海外からの利子配当収入だけでソウル市予算よりも多く入っている。
これは上手くいっている。この際、中国のやつらをみな追い出して最初から断交をしなければならない。
米国、日本は、なぜ中国にあんなに多くを売っているのか?私たちには売るなと言っておいて自分たちはずっと売っている。米国が1位ではないか?
中国人が嫌いなのと中国が嫌いなことは区分すべきだ。全世界人口の25%が中華圏でますます購買力が大きくなる。政治的に背を向けるのが韓国の未来の若い世代に良いのか?
とのことです。
韓国の対中輸出が大幅に減少したのは、半導体輸出が不振だからです。
今年第1四半期(1~3月)における韓国の半導体輸出は、1年前より約40%減少。
特に半導体の対中輸出は、昨年第4四半期の-31.7%から-44.5%へと、より悪化していることが分かります。
さらに、5月1日に発表された「2023年4月の輸出入動向」によると、今年4月における韓国の輸出は496億2000万ドル、輸入は522億3000万ドルで、貿易収支は26億2000万ドルの赤字となりました。
これで貿易赤字は、昨年4月から14ヶ月連続となり、輸出減少も7ヶ月連続を記録しました。
結局、今年1~4月の累積貿易赤字額だけで252億ドルとなり、史上最大を記録した昨年(447億9000万ドル)の貿易赤字額の半分を、わずか1年の1/3経過時点ですでに超えたということです。
なお、今年4月の輸出は前年同月(578億ドル)より14.2%減少した、496億2000万ドル。
3月は、昨年9月以降6ヶ月ぶりに550億ドル台を回復していましたが、再び500億ドルラインを割り込みました。
品目では、半導体が前年同月比で41.0%急減したほか、石油化学が-23.8%、鉄鋼が-10.7%、石油製品が-27.3%、ディスプレイが-29.3%など、軒並み二桁台の大幅減少。
自動車と船舶、一般機械を除く主要品目全般で輸出が減少しました。
また、4月の対中輸出の減少はさらに激しく、前年同期比で26.5%急減した95億1600万ドルとなり、貿易赤字はさらに拡大した22億7400万ドル。
特に半導体の対中輸出は、1年前より-31.8%と依然として大幅にダウン、石油化学(-23.3%)、無線通信(-42.3%)、鉄鋼(-17.4%)など、他の主要品目も大きく減少しています。
なお、次の主要輸出先として期待していたASEANへの輸出も-26.3%と大きく減少しました。
韓国政府は、貿易赤字が(1月125億2000万ドル、2月53億ドル、3月46億3000万ドル、4月26億2000万ドルと)減少していることから、「下半期には反騰する」と楽観的に考えているようです。
下半期はTHAAD報復の再来じゃないですか?第3国(third country)の開拓を進めたほうが良さそうですけどね。サードだけにね。(笑)
のぞみのワンポイントニュース
米連邦預金保険公社(FDIC)は1日、米国のファーストリパブリック銀行(FRC)が経営破綻し、公的管理下に置いたと発表しました。
先日お伝えしていたように、シリコンバレー銀行などが破綻したことから、FRCにも取付け騒ぎが発生、短期的に4割以上の預金が流出、株価が暴落していました。
今回の経営破綻を受け、FDICが破産管財人となり、競争入札の結果、JPモルガンチェースがFRCのすべての預金と資産を買収することになりました。
預金者の預金は全額保護されることになりましたが、JPモルガンは、FRC優先株と会社債は買収することなく、上場廃止手続きを取りました。
覚えている方もいらっしゃると思いますが、韓国の個人投資家(西学アリ)は、FRCの株式を買い漁っていました。
今回上場廃止になったことで、すべて紙くずに帰したということになります。
韓国預託決済院よると、FRCの株式は今年3月10日から先月29日まで、韓国投資家の純買い越し上位銘柄で5位にランクイン。
純買収金額は9262万5000ドルですが、この期間でFRCの株式は80ドル前半から3ドル台へと96%暴落しています。
さすがに4月に入ってからの買い越し規模は減ってはきましたが、それでも4月第1週(3~7日)に195万6642ドルを買い越しし、上位32位になるほど、依然として膨大なFRC株式を買入れていました。
さらに、韓国個人投資家の賭けは止まらず、4月第3週(17~21日)にも258万8890ドルを買い越して上位29位銘柄となっています。
今回の破綻劇で、彼らが保有していたFRC株は、ほぼ全額、回収の見込みがなくなったということになります。
同日に、KOSPI・KOSDAQ市場で、8つの銘柄が大暴落し、一部は4取引日連続でのストップ安を迎えるような事件が起きたとお伝えしましたが、韓国の個人投資家は「下限を追いかける『ハタ投資』(というらしい)」を仕掛けているようです。
しかも、下落幅がもっとも少なかった1銘柄だけには目もくれず、他の7銘柄に殺到した買い越し規模はなんと2959億ウォン(4月24~28日)。
ただ、これは「適正な企業価値」をまったく無視した、「ストップ安が何度もあったからすぐ上がるだろう」という「漠然とした期待感」(韓国紙)で買っているだけのこと。
これらの銘柄への証券会社の投資意見は良くて「中立(実質的には売り)」。
暴落してもなお、株価は「さらに下落余地がある」状態で、韓国紙も「専門家の意見を無視」「学習効果がない」と酷評しています。
案の定、これらの銘柄は2日に大きく下落していますが、「爆弾」が回ってきたのは誰でしょうか?ハタ投資って「ハタ」迷惑ですね。(笑)
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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