2022/11/06
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過去と歴史は苦手
米国の日刊紙ワシントンポスト(WP)は、梨泰院惨事と関連して韓国が27年前に三豊(サンプン)百貨店崩壊惨事を経験しても学ぶことがなく、同様の惨事の発生を阻止できなかったと指摘しました。
WPは4日(現地時間)、「梨泰院ハロウィン惨事、1995年三豊崩壊の幽霊を召還する」というタイトルの記事で「韓国が三豊以後30年間何も学んでいないとの疑問がある」とし、1995年に502人の犠牲を出した三豊百貨店崩壊事故により「韓国の新興富国イメージも共に崩れた」と述べました。
記事は、「当時、建物外壁に亀裂ができるなどの崩壊兆候を経営者は無視した」とし、「現代化の熱望の中で建設業者と政府官僚が安全規則を無視してきた」「韓国が超高速経済成長中に何を容認してきたのか向き合わなければならなかった」と指摘。
それから27年の時が経った梨泰院惨事は三豊崩壊事故と同じで、「1日10万人が殺到するという事前予測にもかかわらず、現場に137人の警察官を配置した」のみで、「事故の数時間前にかかり始めた緊急電話も無視した」と強調。
「梨泰院の悲劇で韓国は顔なじみの幽霊たちと向き合うことになった」と報じています。
記事の中で、アレクシス・ダデン・コネチカット大学教授は、「両惨事とも人命被害を発生させながらも責任者が仕方ないといった無責任さを表わすパターンを見せる」とし、「韓国には他の国々を引き寄せる何かがあるが、それに見合う責任感を備えていないようだ」と分析しています。
ちなみに、彼の専門は東アジア近現代史ですが、徹底した反日親韓学者と言われています。
記事が指摘するように、警備責任者の事故当日の不思議な行動が韓国メディアによって明かされつつあります。
梨泰院の事故が起きたのは、10月29日「午後10時15分ごろ」。(覚えておいてくださいね)
まず問題を指摘されているのは、事故当時、現場の総括責任者だったイ・イムジェ前龍山警察署長(総警・事故後解職)の行動です。
112電話が相次いでいる事故発生1時間前に外部食堂で食事を取り、9時30分頃に初めて梨泰院の状況報告を受けたイ元署長は9時47分頃、公用車で梨泰院地域に向けて出発。
この食堂は事故現場まで通常なら車で10分(約3㎞)の距離ですが、当時は大渋滞、事故現場から80mの場所にある梨泰院派出所にイ元署長が到着したのは、報告を受けて95分も経った午後11時5分でした。
彼は車での移動にこだわった結果、徒歩で10分程度(900m)の距離に55分も要し、現場で指揮できる状況になったのは事故発生から50分も過ぎた後で、現場は収拾がつかない状況だったようです。
またイ元署長は、現場到着後もどこにいるか分からない状況が続き、行政安全部長官への報告時、4回に及ぶ龍山消防署長の記者会見時にも姿を見せず、メディアがようやく姿を捉えたのは30日午前10時ごろ、尹錫悦大統領が現場を訪問した時でした。
龍山署状況報告書によるとイ元署長の指揮記録は6回、ただ報告書は「(イ元署長が)午後10時20分頃、現場に到着して指揮し始めた」と虚偽の記載がされていることから、この記録自体が虚偽であるとみられています。
龍山消防署長は「(総警を)現場で一度も見たことがない」と述べていますが、よほど信憑性がありそうです。
また、さらに上層部であるキム・グァンホ・ソウル警察庁長も当時、午後11時34分ごろイ元署長からかかってきた3回の電話は、すでに就寝中だったため出られず、事故を知ったのは午後11時36分頃。
事故現場に到着したのは30日午前0時25分頃、事故対策会議を招集したのは午前4時50分、またソウル警察庁の幹部らが登庁したのも、事故発生後、3~5.5時間をまわってからだったようです。
なお、さらに上層であるユン・ヒグン韓国警察庁長は、事故当時は休日だったため、元部下らとともにキャンプ場で早々に就寝。
ユン庁長に報告が試みられたのは、事故発生から1時間以上が経過した午後11時32分、結局繋がったのは30日午前0時14分。
遠方にいたことから、ユン庁長が出席した警察首脳部対策会議は午前2時30分に開催されましたが、もはや何かができる状況ではありませんでした。
過去とか歴史とかに学ぶっていうのは一番苦手な分野ですから、無理を言うのはかわいそうですよ。
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
国民は学んだが、マスコミとユン政府がまだ1960年代に生きているだけだ。知っているように書かないでくれ。
コロナ中でも成長していたG10国家が・・・、わずか5ヶ月で国格が崩れ落ちた。最大貿易赤字、後進国型惨事。
大型惨事、大型事故がなぜ国民の力や前身政党が執権したときに頻発するのか考えてみてくれ。重要なのは自分たちの栄達であり、国民安全やみんなでよく暮らす社会ではない。
WPの記事を書いたのは韓国人記者だ、韓国人が外国メディアに入社して記事を書くのが本当に外信と言えるのか?
人種差別、ドラッグ、銃器事故など、絶え間ない事故を経験しながらも変わることがない米国は果たして先進国なのか?中国とあまり変わらないのではないか?
龍山署長が急いで現場に到着して状況整理に乗り出したら被害を減らすことができたかもしれない。地下鉄で2駅なのに、どうして車で時間を浪費したのか?
龍山署長が酒を飲んでいて、アルコールを抜く時間だったとすれば納得がいく。
今回の惨事は計画された事故だとみる。龍山署長の奇怪な行動、危機状況報告を受けても狼対応したようだ。梨泰院惨事は、第2のセウォル号を企画したのか?目的はなんだ?
警察庁は昨年4月、大庄洞疑惑の資金の流れを捜査するために龍山警察署に事件を渡したが、龍山警察署は5ヶ月間凍結した。何か匂いがしませんか?
任期末に文在寅が据えた龍山警察署長. 警察首脳部を全部自分たち側の人間を植えておいて、検察捜査権剥奪法。第2のセウォル号を企画したのか?
事故当時、梨泰院派出所の屋上で事故現場を見つめている写真が撮られている。あのシーン、あの顔を見ても不気味だ。
前政権の時に任命された人間ではないか・・・。きっと意図的に措置を遅らせた可能性が高い。署長クラスの人間が、それほどの判断力がないはずはない。背後に誰かがいる。
これがムン災害の重用した公務員の実態であり、こうやって国民を煽る煽動工作手段だけを考える悪霊だ。
龍山署長は、まるですべてを事前に知っていたかのように、落ち着いてゆったりと歩いている。
条件は例年と同じだった。同じ場所の同じ祭り、同じ人出、同じ方法・・・、ただ違いがあるとすれば、近くで民主労総の集会があったということだ。
本当に民主党を大韓民国から無くすべきと思う理由は、セウォル号の時もそうだが、政治的利益のために他人の死を扇動に利用するということだ。悪質中の悪質、偽善の中の偽善。
この事件の黒幕は誰か?文在寅人事の龍山警察署長の奇妙な行動、リュ・ミジン112状況室総警の消極的な行動、ろうそく集会後梨泰院に集まってきた勢力・・・。捜査が必要だ。
とのことです。
リュ・ミジン氏というのは、当時ソウル地方警察庁の112番治安総合状況室で状況管理官を務めていたリュ・ミジン元同庁人事教育課長(事故後解職)のこと。
本来5階の総合状況室で指揮をする役割を担っていた彼女は当時、10階にある自分の事務室にいて、状況室のチーム長から報告を受けて状況室に戻ったのは午後11時39分。
自宅で就寝中だったキムソウル警察庁長が、イ龍山署長から報告を受けた時間よりも遅くに事故の事実を知ったことになります。
警察の不手際が相次いで発覚するなか、11月4日、梨泰院惨事の被害者の母親だという遺族が、ソウル広場に設けられた合同焼香所を訪れ、尹錫悦大統領や呉世勲ソウル市長の花環を破壊、政府の対応に抗議しました。
彼女は今回の惨事で息子を失ったとし、「遺品を探すために体育館にいった」「焼香所の花環を見た瞬間怒りが押し寄せる」と激怒。
「守ることもできないのに、花環はなぜ送るのか」「花環を片づけなさい」と抗議、警察に止められると「その日もこのように防げば良かったではないのか」と涙を流したとのことです。
この行動には、「残念な事故だと分かるが、個人の不注意と無秩序が生み出した事故」「これは国のせいではない」「梨泰院に行くのを母親が止めるべきではなかったか」「小学生ではなく大人が集まった場所、危険を判断するのには充分な年齢」と、同情しながらも非難する声が相次ぎました。
梨泰院惨事をきっかけに国民の間にさらなる分断の芽を生んでしまった格好で、この状況は政治利用に繋がっていきます。
国民哀悼期間の最終日となった5日夜、進歩系団体の勝利転換行動(キャンドルライト・アクション:ろうそく行動)は政府の責任を糾弾するためにろうそくデモ集会を開きました。
ろうそく行動によると、ピークとなった午後7時30分ごろにデモ参加者は6万人。
参加者らは、ろうそく行動から「尹錫悦は退陣せよ」「退陣が追悼だ」「国民が死んでいく」と書かれたメッセージボードとLEDキャンドルなどを受け取るために、列を為したとのことです。
このろうそく行動という団体は、8月から毎週土曜日に「政権退陣ろうそく文化祭」というろうそく集会を開いてきた団体です。
この日は「梨泰院惨事犠牲者追慕市民ろうそく集会」と名前を変えて「無能で無責任な尹錫悦政府の惨事」と訴え、追悼集会だと思っている一般人を巻込んで「尹錫悦政権は退陣せよ」と声高に叫びました。
なお、この集会には、「セウォル号」被害関係者(進歩系思想者)も参加、「(犠牲者は)遊びに行ったから死んだのではない、国民を守らなかった者たちのせいで死んだのだ」と主張していました。
梨泰院惨事後の世論調査では、今のところ尹錫悦政権の支持率に事故の影響はあまり見られませんが、何か一つでも悪材料が出てくれば、政権が転覆しかねない岐路に立たされていることは間違いないようです。
学習をしないと言われていますが、セウォル号事故をきっかけにした朴槿恵政権の弾劾は、しっかりと学習しているようですね。
のぞみのワンポイントニュース
先月の24日、フィリピンのセブ空港で滑走路をオーバーランした大韓航空機の事故処理が上手く進んでいないようです。
6日に、韓国の国土交通部と大韓航空などが明らかにしたところによると、現地に派遣された韓国合同調査団とフィリピン当局との間で揉めている様子。
韓国紙は、「発生国(フィリピン)が事故解決に主導的な役割を果たさなければならないが、フィリピン政府の行政業務が遅いうえ、協議が円滑に進んでいないためだ」と指摘。
「現在、大型クレーン4台が空港周辺で待機しているにもかかわらず、牽引業者との契約問題が難航し、事故旅客機の機体移動にも相当な時間がかかると韓国政府は見ている」と報じています。
なお、機体は車輪など胴体下部が完全に破損した状態で、セブ空港の滑走路から飛び出した状況。
事故機周辺の地面は荒れて水が溜まり、クレーンを投入しようとすれば、別に道路を作り機体を移動させなければならない状況にあるようです。
記事はさりげなく「フィリピン政府は、クレーン手配の代金を韓国政府が代わりに支払うように要請」し、「合同調査団が協議を進めている」と伝えています。
つまり、「事故処理に要する費用を韓国側が踏み倒す可能性が高い」とみたフィリピン当局が、「クレーン業者などへの支払いは、直接韓国政府が行なうよう」要請したものの、韓国政府、および大韓航空側が拒否しているということのようです。
記事はわざわざ専門家の意見として、「今回の事故は(天候不良によって)旅客機が滑走路を離脱したため、まず該当国で事故に対する責任を負い、韓国側調査団が参観する方法で調査が進められなければならない」と伝えていて、責任逃れの片棒を担がせています。
あまりに予想どおりの展開に呆れてしまいますが、大韓航空の機体はこのまま朽ち果てていくのでしょうか?
やっぱり、韓国の航空機は出禁にしたほうが良さそうですね。
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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