2022/01/20
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阿鼻叫喚の再来
かつては韓国の証券市場でバイオ株熱風の主役だったシルラジェン（SillaJen）に関し、韓国取引所は18日午後に行なわれた企業審査会により、「上場廃止」を決定しました。
シルラジェンの上場廃止の最終決定は、今後20営業日以内に開かれるコスダック市場委員会で確定しますが、会社側の異議申し立てや裁判所を通じた上場廃止禁止の仮処分申請などもできるため、決着までにはまだ紆余曲折がありそうです。
シルラジェンは2016年12月6日にコスダック市場に上場。
肝臓がん治療剤「ペクサベック（Pexa-Vec）」が「夢の新薬」として注目され、1万3500ウォンだった株価は10倍を超える15万2300ウォンにまで急騰し、当時の時価総額は10兆ウォン。
コスダック市場で時価総額2位にまで上がった企業です。
ところが2019年8月1日、ペクサベックが米国で臨床中断の勧告を受けたことで株価は急落してしまいました。
また、2018年初めには、ムン・ウンサン元シルラジェン代表が1300億ウォン規模のストックオプションを売却するなど、他の役員らの売り逃げニュースが伝わるとともに、同代表など前・現職経営陣の横領・背任容疑が明らかになり、2020年5月に上場適格性実質審査事由が発生。
シルラジェンは取引停止処分を受けて、1年8ヶ月間株式取引が停止された状態でした。
取引停止直前の最終取引日、シルラジェンの株価は1万2100ウォン、時価総額は1兆2446億ウォンという、上場当初の株価も維持できない「砂上の楼閣」だったわけです。
シルラジェンは昨年7月、MTUEN（エムトゥエン）から有償増資で1000億ウォンの資金を調達していたことから、株主の間では今回の企業審査会で取引が再開されるとの期待感が広がっていましたが、期待は脆くも崩れ去りました。
シルラジェンは上場当時、すぐに利益を得られなくても技術力があれば投資金を集めることができるようにする「技術特例上場」制度を使い、コスダックに上場しています。
この制度は、2014年「創造経済の実現」というポリシーのもと技術特例上場要件を緩和し、資本蚕食状態の企業でも上場できるようになったことから、（怪しげな）企業128社がこぞって上場、そのほとんどが売上げすら満足に立たないバイオ・製薬企業だったわけです。
ちなみに技術特例上場を使った企業の80％は2020年末時点で赤字、うち5社は取引停止状態で上場廃止審査を待っている状態です。
今回の企業審査会でも、「シルラジェンの新薬開発の履行意志」及び「会社を再生させる資金」が不足しているとし、企業の営業活動が持続できるほどの研究開発競争能力がないと判断したようです。
コスダック市場において個人株主比率が最も高いと言われたシルラジェンの小額株主数は2020年末時点で17万4186人。
彼らが保有する株式の割合は全体の92.60％、1兆1500億ウォン分を保有している計算です。
ある韓国紙によると、少額株主の平均購入単価は10万ウォンを超えていて、損失だけで数十億ウォンに達する投資家もいるとのこと。
夢の新薬は、短い夢で終わってしまったようですね。
経世済民の趣
この関連記事をみた韓国人の反応は
売上げ高がコンビニ1店舗よりも少ない。
この事案も、次期政府で徹底捜査しなければならない。
残念ながら投資は本人責任。シルラジェンに投資した人の果たして何人が、その銘柄について詳しく分析して勉強したのだろうか。ただ周りの人に釣られて始めたのだろう。
個人の持ち株が92％というのが正常な会社なのか？次の政府であそこの会社を徹底捜査すべきだ。
漢江の水は、今一番冷たい･･･。
取引所による名分のない上場廃止決定だ。これは取引所の後ろにこのような決定を誘導した勢力があり、それが威嚇している陰謀だ。
上場廃止の基準は何ですか？これが取引所ですか？
会社の代表が詐欺師なのに、資本蚕食企業を撤退させるのは当然だ。
ゴミ取引所は閉鎖するべきだ。
上場前に発生した事由によるものであれば、取引所の責任は確実なのではないでしょうか。
お金が入ると私のお金、負けたら世界のせい。
離婚しようとするならば、それは良い機会です。
上場廃止が正しいです。上場廃止しなければ、数多くの上場会社で繰り返された横領と背任が起きても制裁することはできません。
また誰かのせいか。逆に儲かっていたら寄付でもするつもりだったのか？
セルトリオンも上場廃止になるのか。
腐った取引所がアリたちの血を吸って外国人、機関に輸血する。もう取引所は信じない。国内株式市場はアリ地獄である。韓国の取引所はアリの墓場だ。
シルラジェンはただの詐欺、上場廃止が正しい。
取引を再開して、爆弾を他人に回そうというのか？上場廃止が答えだ。自業自得だ。
実体もない会社が上場することが間違っている。どんなヤツらが上場させたか調べて捕まえろ。
左派執権5年にぴったり合わせて上場廃止。これは偶然ではない。
文在寅政権が登場するとすぐに1万ウォンの株式が15万ウォンになり、ユ・シミンと左派人が育てた企業シルラジェン。ムン災害が着任すると急騰して退任するときに上場廃止。
バイオ株と製薬株は他に比べてリスクが高いと思う。今後はもう少し安定した銘柄に投資すべきではないか？今日の教訓を忘れないようにしましょう。
上場廃止には絶対にならないだろう。余りにも被害者が多すぎる。
実績のない会社にオールイン。欲が呼んだ大惨事。（笑）
奇妙な国だ･･･。少額株主には災難だけをプレゼントする。
左派のゴミ政権が執権すると、超大型の金融事故がたくさん飛び出る、不思議だ。
暴騰して儲かれば民主主義万歳。倒されたら共産主義政府が責任を取れ。もう疲れました。
ふふふ、また騙されたのか？（笑）
とのことです。
シルラジェンに7億ウォンを投資したAさんはラジオ番組に出演し「20代から働いて20年間で貯めたお金」「老後資金や子どもの教育資金などをもう少し作るために、この会社にオールインした」と語りました。
また「家族にもまだ話していない」「離婚されたらどうしよう」と語り、「（この問題で）家庭不和や離婚、さらに極端な選択をした人もいると聞いた」とし、「私もそのような状況で、一人で頭を抱えている」と述べました。
彼はまた「証券取引所が技術特例上場企業としてAA等級を与えた」「取引所を信じてこの会社に投資した」とし、「取引停止された理由である前経営陣の横領、背任事件は、上場前に起きたことだ」と主張。
「家族まで入れれば（被害者は）50～60万人に達する」「多くの株主が涙を流している」とし、「もし今後悪い結果が出れば、（個人株主の）17万人が取引所相手に損害賠償を請求する」と述べました。
また、ネット掲示版などでも「8000万ウォンが飛んだ、まだ妻にも話しができない」といった悲痛な叫びが投稿されるとともに、大統領府国民請願には「韓国取引所は信頼を失った」「シルラジェンと個人投資家に責任を転嫁している」といった請願が上がったようです。
そしてシルラジェン株主連合など少額株主は集団行動を開始。
「シルラジェンの上場廃止決定は、企業のファンダメンタルズではなく政治的判断によるものだ」「初めからシルラジェンは韓国取引所が上場させてはいけない銘柄だった」「取引所はそもそも、シルラジェンの取引を再開させる意志がなかった」とし、「取引所理事長を業務妨害容疑で刑事告発する」との意向を示しています。
それにしても皆さん、懲りないものですね。
ちなみに19日、ムン・ウンサン元シルラジェン代表は、ソウル高裁で行なわれている第2審で検察から懲役20年、罰金2000億ウォンの求刑を受けています。
盧武鉉政権などとの癒着疑惑もあった会社のようですが、知らなかったら仕方ありませんね。
上場前の問題があっても「儲かった人」からは、返金してもらうのかな？（笑）
のぞみのワンポイントニュース
韓国のMBC放送が、尹錫悦候補夫人の金建希氏とYouTubeチャンネル「ソウルの声」の記者イ・ミョンス氏の通話音声記録を放送したことに関し、
全北（チョンブク）大学の新聞放送学科名誉教授のカン・ジュンマン氏は18日、「選択的公益だ」「これが放送民主化なのか」と批判しました。
彼は、「金建希音声記録騒動は、自業自得だ」としながらも、「あえて公共放送であるMBC放送が『二分された』公論の、一方の肩入れをする役割をしたのか」と批判。
「これが、6年前にMBCの記者があれほど泣き叫んで訴えた『放送民主化』なのか」と述べました。
また「放送民主化は進歩系に肩入れするものではなく、『保守は、積弊の対象だ』とみなすものでもない」とし、「公益性の高い（李在明氏の関与が疑われる）『大庄洞疑惑』に対する熱意はないようだ」と皮肉を込めました。
さらに「（ウソのタマネギ男といわれる）チョ・グク疑惑でも、どちらか一方の公益性ばかりを取り上げ、考えが違う側の主張は無視している」とし、「いわゆる『選択的公益』は避けるべきだ」と述べました。
またこの音声記録は、YouTubeチャンネルの記者が黙って録音し、それをMBCが入手して放送したもの。
カン氏は「YouTubeに押されている地上波放送局の没落を示唆する象徴的事件」で「MBCは地上派のプライドを捨て、小さなYouTubeチャンネルの『下請け』役になった」と揶揄しました。
日本の地上派も、ちょっと耳の痛いところがありそうです。
ただ、MBC放送が金建希氏の音声記録を流したことで、なんと彼女のファンが急増。
ネイバーに開設されていた金建希氏のファンカフェの会員数が16日には200名あまりに過ぎませんでしたが、同日の放送後に爆増、19日午後5時の時点でなんと3万人を突破しました。
そこには、「みんなが驚いた本物のガールクラッシュ！愉快で堂々としたキム・ゴンヒ録音録」とのタイトルとともに、映画「アトミックブロンド」「ワンダーウーマン」のポスターに金建希氏の顔が合成された画像がアップされました。
公開謝罪会見とは違い、強気な発言が好感されたようで、ファンカフェ会員たちは「私の人生で最初のファンカフェ加入」「変えよう大韓民国」「ガンヒ姉さんファイティング」「キム・ガンヒ夫人、私は今日からあなたのファン」「ユン・ソクヨル、キム・ガンヒ応援する」との投稿が並んだようです。
与党側からは「第2のイメルダ夫人」などとも呼ばれているようですが、何が転ぶか分からないものですね。
音声ファイルといえば、李在明候補の暴言音声ファイル34件160分、さらには李在明夫人の笑い声までが公開されているようです。
混迷を極め、笑いのタネを振りまく自称先進国の大統領選、どこに向かっていくのでしょう。
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ではまた 次の動画でお会いしましょう
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